これから開催
演劇は戦争体験を語り得るのか
——戦後80 年の日本の演劇から——
2025年、第二次世界大戦終結から80年という節目の年を私たちは迎えます。文学や映画などと同様に、演劇というジャンルにおいても原爆や沖縄戦などを扱った作品は過去80年の間に数多く生み出されてきました。演劇はその特性上、戦争の悲惨な光景を必ずしも映画のような写実性や小説のような詳細さを伴って描き出すことはできません。劇作家たちはその分、舞台美術による暗示の効果や、登場人物の台詞がそのまま観客席にいる人びとへの鋭い問いかけにもなるという強みを活かすことで、演劇ならではの戦争の語り方を模索してきました。
本展では、公演ポスターや戯曲原稿、舞台美術模型、そして公演映像などの資料を作品説明とともに展示し、日本の演劇作品において第二次世界大戦の経験がどのように語られ、表象されてきたのかを紐解きます。
Event Information
- 展覧会名
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演劇は戦争体験を語り得るのか
——戦後80 年の日本の演劇から——
- 開催期間
- 2025年5月12日~8月3日
- 開館時間
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10:00~17:00
(火・金曜日は19:00まで)
- 入館料
無料
- お問い合わせ
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