終了

【開館55周年記念特別展】速水御舟と吉田善彦

―師弟による超絶技巧の競演―

速水御舟 《名樹散椿》【重要文化財】1929(昭和4)年 紙本金地・彩色 山種美術館

速水御舟 《翠苔緑芝》 1928(昭和3)年 紙本金地・彩色 山種美術館

速水御舟 《炎舞》【重要文化財】1925(大正14)年 絹本・彩色 山種美術館

吉田善彦 《大仏殿春雪》 1969(昭和44)年 紙本・彩色 © Noriko Yoshida 2021 /JAA2100171

吉田善彦 《青木原》 1939(昭和14)年 絹本・彩色 © Noriko Yoshida 2021 /JAA2100171

1966(昭和41)年に日本初の日本画専門の美術館として開館した山種美術館は、2021(令和3)年に開館55周年を迎えます。これを記念し、同館のコレクションの「顔」ともいえる日本画家・速水御舟(1894-1935)と、その弟子の吉田善彦(1912-2001)に焦点をあて、彼らが生み出した超絶技巧による作品を紹介する特別展を開催します。

本展において、御舟の作品では、近年の調査で西洋の顔料を使っていた事実が判明した《和蘭陀菊図》をはじめ、金砂子を地一面に使う「撒きつぶし」を用いた《名樹散椿》【重要文化財】、本人曰く「二度と出せない」色で表した《炎舞》【重要文化財】など、また善彦の作品では、「吉田様式」を初めて用いた《桂垣》や、この技法を熟達させた《大仏殿春雪》☆、《春雪妙義》などを展示し、二人の代表作をはじめとする優品を紹介します。

御舟と善彦は、ともに伝統的な技法を土台に精緻で独創的なアレンジを加えて、それぞれ唯一無二の画風を確立した画家です。本展を通じ、御舟と善彦の師弟が追求した超絶技巧の世界をご覧ください。

 

※文中の☆以外の作品は、すべて山種美術館蔵。

Event Information

展覧会名
【開館55周年記念特別展】速水御舟と吉田善彦
―師弟による超絶技巧の競演―
開催期間
2021年9月9日~11月7日 終了しました
開館時間
10:00~16:00
土・日・祝日 10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで )※今後の状況により、開館時間は変更になることがあります。
休館日
月曜日
ただし、9/20は開館、9/21は休館
入館料

一般1300円、大学生・高校生1000円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です)

障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名)1100円 、左記いずれかのうち大学生・高校生900円
※きもの特典:きものでご来館された方は、一般200円引き、大学生・高校生100円引きの料金となります。
※入館日時のオンライン予約ができます

公式サイト
https://www.yamatane-museum.jp/
チケット購入
チケット購入はこちら
お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Venue Information