これから開催
企画展「ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷」
絵本『Le Typographe』(日本語版『デザインのアトリエ 活版印刷』グラフィック社・2023年)は、“印刷”以前の手書きの文化や、グーテンベルクによる活版印刷の発明、活字を作り・組み・印刷する一連のプロセス・職人技を、鮮やかな色とエスプリ(esprit:ユーモア)あふれるイラストで表現しています。本企画展では、さまざまな展示を通じて、絵本で表現されている活版印刷の魅力を感じることができます。
絵本はカラフルですが、下絵はなんと黒だけ!本企画展では絵本のスケッチや下絵も余すことなく展示し、色ごとに下絵を描いていくバザン氏の制作手法の裏側も紹介します。
活版印刷は、地域や言語ごとに、その技術を少しずつ変化させて発展してきました。海外と比較すると、ひらがな・カタカナ・漢字と多様な文字を使う日本の活字文化は特徴的です。『Le Typographe』の主人公であるフランスの活版印刷職人も、膨大な仮名や漢字が納められた日本の活字棚を見て驚いたに違いありません。
フランスの活版印刷とあわせて日本の活版印刷設備も紹介します。
Event Information
- 展覧会名
- 企画展「ギャビー・バザン デザインのアトリエ 活版印刷」
- 開催期間
- 2025年6月28日~10月19日
- 開館時間
- 10:00~18:00
- 休館日
-
月曜日、火曜日 ※祝日の場合開館
- 入館料
無料
Venue Information
- 会場
- 市谷の杜 本と活字館
- 主催
- 市谷の杜 本と活字館(大日本印刷)