これから開催

永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル

── ハイジュエリーが語るアール・デコ

絡み合う花々、赤と白のローズ ブレスレット 1924年 プラチナ、エメラルド、ルビー、オニキス、イエローダイヤモンド、ダイヤモンド
ヴァン クリーフ&アーペル コレクション © Van Cleef & Arpels

東京都庭園美術館 本館 大客室 画像提供:東京都庭園美術館

ハイジュエリー メゾン、ヴァン クリーフ&アーペルは、1895年にアルフレッド・ヴァン クリーフとエステル・アーペルの結婚をきっかけに創立されました。1906年、パリのヴァンドーム広場22番地に最初のブティックを構えて以来、詩情あふれるデザインと革新的な技巧で高い評価を得ています。

本展は、1925年に開催された「現代装飾美術・産業美術国際博覧会(通称 アール・デコ博覧会)」から100周年を迎えることを記念した展覧会です。ヴァン クリーフ&アーペルはアール・デコ博覧会の宝飾部門において複数の作品を出品し、グランプリを受賞しました。そのひとつが、本展に出品される《絡み合う花々、赤と白のローズ ブレスレット》(1924年)です。花から着想を得たこの作品は、メゾンがアール・デコ期に抱いていたビジョンを読み解く重要な鍵といえるでしょう。
アール・デコは1910年代から装飾芸術や建築の分野で起こっていた芸術潮流であり、その精華を受け継ぐ旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館)が、本展の舞台となっています。

本展では、歴史的価値が認められた作品からなるヴァン クリーフ&アーペルの「パトリモニー コレクション」と、個人蔵の作品から厳選されたジュエリー、時計、工芸品を約250点、さらにメゾンのアーカイブから約60点の資料を展示します。
本館では、1910年代から1930年代にかけて制作されたアール・デコ期の作品を多数展示し、また新館では、現在まで継承され続ける「サヴォアフェール(匠の技)」をご紹介します。
アール・デコ博覧会100周年を記念する祝祭的な本展は、この芸術潮流の多様な側面と、それらがメゾンのジュエリーに与えた影響を新たに発見する機会となるでしょう。

Event Information

展覧会名
永遠なる瞬間 ヴァン クリーフ&アーペル
── ハイジュエリーが語るアール・デコ
開催期間
2025年9月27日~2026年1月18日
開館時間
10:00~18:00
(入館は閉館の30分前まで)
11月21日(金)、22日(土)、28日(金)、29日(土)、12月5日(金)、6日(土)は夜間開館のため20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)
休館日
月曜日 ※10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)、24日(月・祝)、1月12日(月・祝)は開館
10月14日(火)、11月4日(火)、11月25日(火)、1月13日(火)は休館
年末年始:(12月28日 - 1月4日)
入館料

一般 1,400円 、大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円 、高校生・65歳以上 700円
中学生以下は無料(予約不要)/身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその介護者2名は無料(予約不要。手帳の提示をお願いします)/教育活動として教師が引率する都内の小・中・高校生および教師は無料(事前申請が必要)/第3水曜日(シルバーデー)は65歳以上の方は無料(予約不要)
※10月22日(水)・11月5日(水)は、フラットデー開催のため通常よりも入場者数を制限いたします。
本展は日時指定予約制です。
チケット発売時期等については、決まり次第お知らせいたします。
※会期中は入場制限のため団体見学の受け入れを停止いたします。

公式サイト
https://art.nikkei.com/timeless-art-deco/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
東京都庭園美術館
主催
公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都庭園美術館、日本経済新聞社
特別協力

ヴァン クリーフ&アーペル

後援

在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ