これから開催
2025年秋季
企画展「もてなす美 ―能と茶のつどい」
住友家歴代の当主たちは、教養として能楽や茶の湯などをたしなむとともに、自ら能や茶の会を主催し、客人をもてなすことでさまざまな交流関係を築いてきました。本展では、そうしたもてなしの場で用いるために集められた、能や茶にまつわるコレクションを紹介します。
能関係の諸道具は、多くが15代当主・住友吉左衞門友純(号・春翠)により集められたもので、そのコレクション形成には、能楽師・大西亮太郎(1866-1931)が大きく寄与しました。コレクションのなかには、春翠が実際に身に着け舞を舞ったと考えられる装束や、7代当主・友輔が演能で使用したと考えられる能面など、歴代当主ゆかりの品も伝わります。
また、大西は春翠の能の師であるばかりでなく、茶の湯の友としての顔も持ち、大正期に春翠が催した茶会にしばしば参加しました。残された茶会記には、その折々に用いられた道具類が記録されており、茶会を主催した春翠の美意識をうかがい知ることが出来ます。
さらに、技法という点からも能装束に着目し、「染織と金属」をテーマとするコーナー展示を行います。
本展ではこれら能楽や茶の湯にまつわる諸道具をとおして、春翠を中心とした住友家におけるもてなしの美を紹介します。
Event Information
- 展覧会名
-
2025年秋季
企画展「もてなす美 ―能と茶のつどい」
- 開催期間
- 2025年11月22日~12月21日
- 開館時間
-
11:00~18:00
金曜日は19:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
-
月曜日 (ただし、11月24日は開館)、11月25日
- 入館料
一般1,200円(1,000円)、学生600円(500円)、18歳以下無料
*学生および18歳以下のかたは証明書の呈示が必要です
*20名様以上の団体のかたは( )内の割引料金
*障がい者手帳等をご呈示のかたはご本人および同伴者1名まで無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 泉屋博古館東京
- 主催
- 公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社(予定)