これから開催

2025年秋季

企画展「もてなす美 ―能と茶のつどい」

《紅地時鳥薬玉模様縫箔》江戸時代・18世紀 泉屋博古館東京

《紅白浅葱段松原霞波模様縫箔》 江戸時代18世紀 泉屋博古館東京

原羊遊斎《椿蒔絵棗》江戸時代・19世紀 泉屋博古館東京

《白紫段海松貝四菱唐花丸模様厚板》江戸時代・17世紀 泉屋博古館東京

《妙作尉》桃山~江戸時代・16~17世紀 泉屋博古館東京

住友家歴代の当主たちは、教養として能楽や茶の湯などをたしなむとともに、自ら能や茶の会を主催し、客人をもてなすことでさまざまな交流関係を築いてきました。本展では、そうしたもてなしの場で用いるために集められた、能や茶にまつわるコレクションを紹介します。

能関係の諸道具は、多くが15代当主・住友吉左衞門友純(号・春翠)により集められたもので、そのコレクション形成には、能楽師・大西亮太郎(1866-1931)が大きく寄与しました。コレクションのなかには、春翠が実際に身に着け舞を舞ったと考えられる装束や、7代当主・友輔が演能で使用したと考えられる能面など、歴代当主ゆかりの品も伝わります。

また、大西は春翠の能の師であるばかりでなく、茶の湯の友としての顔も持ち、大正期に春翠が催した茶会にしばしば参加しました。残された茶会記には、その折々に用いられた道具類が記録されており、茶会を主催した春翠の美意識をうかがい知ることが出来ます。

さらに、技法という点からも能装束に着目し、「染織と金属」をテーマとするコーナー展示を行います。

本展ではこれら能楽や茶の湯にまつわる諸道具をとおして、春翠を中心とした住友家におけるもてなしの美を紹介します。

Event Information

展覧会名
2025年秋季
企画展「もてなす美 ―能と茶のつどい」
開催期間
2025年11月22日~12月21日
開館時間
11:00~18:00
金曜日は19:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (ただし、11月24日は開館)、11月25日
入館料

一般1,200円(1,000円)、学生600円(500円)、18歳以下無料
*学生および18歳以下のかたは証明書の呈示が必要です
*20名様以上の団体のかたは( )内の割引料金
*障がい者手帳等をご呈示のかたはご本人および同伴者1名まで無料

公式サイト
https://sen-oku.or.jp/tokyo/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
泉屋博古館東京
主催
公益財団法人泉屋博古館、日本経済新聞社(予定)