これから開催

慶應義塾ミュージアム・コモンズ×飯沼観音圓福寺

嵯峨本の誘惑:豪華活字本にみた夢

(左)『伊勢物語』〔慶長13年(1608)〕刊、嵯峨本第2種本、2巻存上1冊
(右)『伊勢物語』〔元和寛永頃〕刊、2巻2冊
撮影:村松桂(株式会社カロワークス)
飯沼観音圓福寺蔵
※〔 〕内は補足情報

『伊勢物語』慶長13年(1608)刊、嵯峨本第1種本、2巻2冊、相応院旧蔵
撮影:村松桂(株式会社カロワークス)
飯沼観音圓福寺蔵

『徒然草』〔慶長〕刊、2巻第1種本
飯沼観音圓福寺蔵
※〔 〕内は補足情報

『方丈記』〔慶長〕刊、綴葉装1帖
飯沼観音圓福寺蔵
※〔 〕内は補足情報

狩野友仁正成筆「飯沼山観世音縁起絵巻」明暦2年(1656)
飯沼観音圓福寺蔵

日本の出版史上最も美しい書物とも称される「嵯峨本」。色鮮やかな料紙、きらきら光る地模様、斬新な挿絵に端麗な活字を伴わせるなどして、古典文学の世界をきらびやかに描き出したこの書物群は、京都・嵯峨の豪商、角倉素庵によって刊行されたと考えられています。膨大な手間と高度な技術を惜しみなく注いで作られた嵯峨本は、まさに芸術品であり、新たに始まった泰平の時代を謳歌する人々の、本作りへの情熱と好奇心を今日に伝えています。

本展では、世界有数の嵯峨本の所蔵数を誇る、千葉県銚子市・飯沼観音圓福寺の多彩なコレクションを中心に、慶應義塾が所蔵する貴重な蔵書も加えて、その美しさや面白さを実感いただくとともに、いまだに謎多き嵯峨本をめぐる研究の最前線を紹介します。

Event Information

展覧会名
慶應義塾ミュージアム・コモンズ×飯沼観音圓福寺
嵯峨本の誘惑:豪華活字本にみた夢
開催期間
2025年9月30日~11月28日
開館時間
11:00~18:00
休館日
土曜日、日曜日、祝日
特別開館:10月4日、11月15日
臨時休館:10月6日、11月17日
入館料

無料、予約不要

公式サイト
https://kemco.keio.ac.jp/all-post/20250930/
お問い合わせ

03-5427-2021

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