これから開催
〈没後50年記念〉企画展
The Great DOMOTO―堂本印象の家族たち―
御所の近所で江戸時代から続く造り酒屋の三男として生まれた堂本印象(1891-1975)には、8人の兄弟妹がいました。長兄の寒星(かんせい)は古典芸能評論家、次兄の漆軒(しっけん)は漆芸家、さらに印象の義弟には、森守明(もりしゅめい)、三輪晁勢(みわちょうせい)ら日本画家、そして甥には洋画家の堂本尚郎(ひさお)などがおり、まさに類まれなる芸術一家でした。華やかに見える堂本一族ですが、印象10代の頃に家が没落したため、印象は学校を出ると、一家の大黒柱となって家族を養いました。それ故、弟妹たちは生涯にわたり、芸術の道に専念する印象を支えたのです。
本展は、印象没後50年を記念し、芸術にたずさわる一族の芸術作品を紹介します。印象が描いた家族の肖像や、家族をモデルとして制作された作品をとおして、画面の深層に身近な人々へのあたたかな愛情が込められていることを感じ取っていただけたら幸いです。
今回は特別に、亡き母の菩提を弔うため、印象が72歳の時に自ら彫った阿弥陀如来坐像も初公開いたします。
Event Information
- 展覧会名
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〈没後50年記念〉企画展
The Great DOMOTO―堂本印象の家族たち―
- 開催期間
- 2025年10月9日~12月21日
- 開館時間
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09:30~17:00
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
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月曜日 (月曜日が祝休日の場合は翌平日休館)
- 入館料
580円(460円)、高大生450円(360円)、65歳以上290円(230円)(要公的証明書)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下および障害者手帳をご提示の方(介護者1名を含む)は無料。
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 京都府立堂本印象美術館
- 主催
- 京都府、京都府立堂本印象美術館(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)、京都新聞