これから開催
綿引展子個展『光がいちはやくなぞる道』
「なぜ人は生きるのか?何のために生きるのか?」
「心を動かされるとはどういうことか?」
感情や心情にまつわる幼少時からのこの問いが、綿引をアーティストの道へと進ませる。版画からスタートし、写真を用いた箱のオブジェ、和紙に描かれるオイルパステル画、カンヴァスを用いたアクリル画まで、その手法は変遷するが、通底する制作テーマは「形のないもの、すなわち感情や心情に形を与え、その形が色彩を生み出すというプロセスそのもの」である。
描かれた感情や情緒、ニュアンスは、作者の手を離れて一人歩きをはじめる。それらは、他者のものでもあり、ひいては人間のものであるとも限らない。動物や植物など、等しく生きるもの共通のフィーリングでもありうる。綿引の作品に、人間と植物の境界があいまいな意匠が現出するのはそのためだ。
長年にわたるドイツ生活は、綿引に他者との差異を掘り下げ、自らの根幹を成す日本の伝統文化への感覚をさらに鋭敏にさせた。多文化社会において、各々が異なるバックグラウンドを保ちながら、何を見、何を聞き、何を感じるか。問い続けるそのプロセスが、作品に結実してゆく。
約4年ぶりとなる今展では、等しく生きるものとしての人間と植物にフォーカスした新旧作品、約25点を展覧いたします。植物が自然と陽に導かれるように立ち現れる、綿引展子の慈愛に満ちたこころの軌跡をぜひご堪能ください。
Event Information
- 展覧会名
- 綿引展子個展『光がいちはやくなぞる道』
- 開催期間
- 2026年9月10日~10月3日
- 開館時間
- 11:00~19:00
- 休館日
- 月曜日
- 入館料
無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 関連イベント
綿引展子×文月悠光トークイベント
『言葉のなかのこころ、絵のなかのこころ』
日時:2026年9月23日(水・祝) 14:00-15:00
申込フォームはこちら(外部リンク)