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カラーフィールド 色の海を泳ぐ

カラーフィールド 色の海を泳ぐ/DIC川村記念美術館

フリーデル・ズーバス《捕らわれたフェニックス》1982年
オードリー&デイヴィッド・マーヴィッシュ
© 2022 Friedel Dzubas / ARS, New York / JASPAR, Tokyo G2749

カラーフィールド 色の海を泳ぐ/DIC川村記念美術館

フランク・ステラ《モールトンヴィル II》1966年
オードリー&デイヴィッド・マーヴィッシュ
© 2022 Frank Stella / ARS, New York / JASPAR, Tokyo G2749

カラーフィールド 色の海を泳ぐ/DIC川村記念美術館

ケネス・ノーランド《あれ》1958-59年
オードリー&デイヴィッド・マーヴィッシュ
© Kenneth Noland / VAGA at ARS, NY / JASPAR, Tokyo 2022 G2749

カラーフィールド 色の海を泳ぐ/DIC川村記念美術館

モーリス・ルイス《無題(イタリアン・ヴェール)》1960年
オードリー&デイヴィッド・マーヴィッシュ

カラーフィールド 色の海を泳ぐ/DIC川村記念美術館

ラリー・プーンズ《雨のレース》1972年
オードリー&デイヴィッド・マーヴィッシュ
© Larry Poons / VAGA at ARS, NY / JASPAR, Tokyo 2022 G2749

カラーフィールド 色の海を泳ぐ/DIC川村記念美術館

ジュールズ・オリツキー《高み》1966年
オードリー&デイヴィッド・マーヴィッシュ
© Jules Olitski / VAGA at ARS, NY / JASPAR, Tokyo 2022 G2749

カラーフィールドは1950年代後半から60年代にかけてアメリカを中心に発展した抽象絵画の傾向です。
大きなカンヴァス一面に色彩を用いて場(=フィールド)を創出させることで、広がりある豊かな画面を作り出しました。

本展は、このカラーフィールド作品の収集で世界的に知られるマーヴィッシュ・コレクションより、関連する作家9名に焦点をあて、1960年代以降の出色の作品を紹介する本邦初の展覧会です。彼らは、色彩と絵画の関係を各々の方法で模索し、その過程で多くの作家が独自の描画に至りました。変形的な外形を持つシェイプト・カンヴァスの使用や、絵具をカンヴァスに染み込ませるステイニング技法、あるいはスプレーガンの噴霧で色を蒸着させる画法など、従来では考えの及ばなかった手法を考案し、絵画に新たな地平を切り拓いたのです。

こうして創出された空間を満たす大画面と、そこで展開される様々な色彩についての思考は、今なお見るものの感覚や想像力を刺激してやみません。作品が体現する色の世界、その海を泳ぐ私たちは、色の波に身をまかせ、溺れ、時に抗いながら、絵画と色彩の無限の可能性に出会うでしょう。色の海を泳ぎきった先には、きっと、私たち自身の中にある彩り豊かで、高潔な、けれど同時に暗く、黒いものをも包む、美しい地平を感じとっていただけるのではないでしょうか。

Event Information

展覧会名
カラーフィールド 色の海を泳ぐ
開催期間
2022年3月19日~9月4日 終了しました
開館時間
09:30~17:00
入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 ※ただし3月21日、7月18日は開館
3月22日, 7月19日
入館料

一般 1,500円、学生・65 歳以上 1,300円、小中学生・高校生 600円 (事前予約制)

公式サイト
https://kawamura-museum.dic.co.jp/
お問い合わせ

050-5541-8600(ハローダイヤル)

Venue Information

会場
DIC川村記念美術館
主催
DIC株式会社
イベント・講演会・グッズ・コラボ情報

■学芸員によるギャラリートーク
毎月第2土曜日11:30より学芸員が本展の作品解説をいたします。
要予約|入館料のみ

■ガイドスタッフによる定時ツアー
毎日14:00より当館ガイドスタッフがコレクション展示を含めた館内の展示をご案内します。
要予約|入館料のみ

■講演会
6月12日(日) 13:30-15:00
加治屋健司氏(現代美術史、東京大学大学院総合文化研究科教授)
要予約|入館料のみ

■館内茶席
坂本紫穗氏(和菓子作家)の監修による本展オリジナルのお菓子をご用意します。

■ポップアップストア
ミュージアムショップ、ギフトショップでご紹介している作家、メーカーの中から、彩り豊かな品々を厳選。期間限定のポップアップストアを開催します。
3月-5月|会場:付属ギャラリー

■PIGMENT TOKYO顔料展示・夏休みワークショップ
400色の顔料を鉱石やクリスタルと一緒に展示します。夏休みには水彩絵具づくりのワークショップを開催します。
7月-8月|会場:付属ギャラリー|ワークショップは要予約