終了

静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展

初春を祝う―七福うさぎがやってくる!

五世大木平藏 《木彫彩色御所人形》のうち「宝船曳」
昭和14年(1939)
静嘉堂文庫美術館蔵

横山大観 《日之出》 昭和時代・20世紀
静嘉堂文庫美術館蔵

(左)五世大木平藏 《木彫彩色御所人形》のうち「宝船曳」 昭和14年(1939)
(右)五世大木平藏 《木彫彩色御所人形》のうち「輿行列」 昭和14年(1939)
いずれも、静嘉堂文庫美術館蔵

酒井抱一《絵手鑑》 全72図のうち 「富士山」 江戸時代・19世紀
静嘉堂文庫美術館蔵

国宝《曜変天目(稲葉天目)》南宋時代(12-13世紀)
静嘉堂文庫美術館蔵

福をはこぶ七福神と童子たち、兎の冠を戴く総勢58体の御所人形の一大群像は、卯年生まれの岩﨑小彌太(三菱第4代社長、1879-1945)の還暦を祝って、夫人 孝子が京都の人形司・丸平大木人形店の五世大木平藏(1886-1941)に制作させたものです。衣装や持ち物、乗り物など、すべてが木彫彩色で精巧に仕上げられた本作は、昭和14年(19398月、東京麻布の鳥居坂本邸における還暦祝賀会で披露されました。笑みをたたえた人形たちは、それぞれ小彌太と夫人の姿を写したともいわれる布袋と弁天など七福神を中心に、鯛車を曳き、楽器を奏で、あるいは餅をついて、寿ぎの宴をくりひろげています。

「静嘉堂@丸の内」が開館して初めての春を迎える令和5年は、小彌太の還暦から7回りした卯年にあたります。その記念として祝賀の人形たちを展示するとともに、中国・日本の寿ぎの絵画、新春にふさわしい宴の器まで、吉祥性にあふれる作品を一挙公開。新たな人生の船出を祝う御所人形の行列とめでた尽くしの絵画・工芸品とで、東京丸の内で迎える初めての正月を祝います。

Event Information

展覧会名
静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展
初春を祝う―七福うさぎがやってくる!
開催期間
2023年1月2日~2月4日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
※金曜は18:00まで
※いずれも入館は閉館の30分前まで
休館日
月曜日 (ただし、1月2日、9日は開館)
1月10日
入館料

一般1,500円、大高生1,000円、中学生以下無料

公式サイト
https://www.seikado.or.jp/
お問い合わせ

050-5541-8600 (ハローダイヤル)

Venue Information

会場
静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)
主催
静嘉堂文庫美術館(公益財団法人静嘉堂)