東京都

写大ギャラリー

1923年に創立された東京工芸大学は、日本で最も歴史と伝統のある写真教育機関です。その中でも、1975年に設立された写大ギャラリーは、国内外の優れた写真作品を展示・収集・研究する常設施設として、教育機関のみならず、日本の写真の歴史を見ても、極めて先駆的な存在だといえるでしょう。

写大ギャラリーでは1万点を超えるオリジナル・プリントを所蔵しており、教育機関の付属施設としては、世界に誇れる所蔵作品数と言えます。これらの所蔵作品は、年間を通じて気温20度/湿度50%を保つ、写真専用に設計された収蔵庫に保管されており、それぞれの作品はデジタル・アーカイブ化され、学内の図書館などで閲覧できるようにしています。

所蔵作品の中には、ウィン・バロックを始め、アンセル・アダムスやエドワード・ウエストンなど、20世紀の世界的巨匠の名作や、W.H.フォックス・タルボットやナダールのような19世紀の歴史的作品など、数多くの著名写真家の作品が含まれています。なかでも、とりわけ重要な所蔵作品として、約1,200点の土門拳コレクションと、約1,000点の森山大道コレクションが挙げられます。

このような所蔵作品は、日常的に写真教育や研究の現場で活用され、また一般の写真ファンの方々にも楽しんでいただけるように年間をとおして展覧会として公開しています。

Information

住所
〒164-8678
中野区本町2-4-7 5号館(芸術情報館)2F
アクセス
地下鉄丸ノ内線/大江戸線 中野坂上駅下車 1番出口・徒歩7分
最寄り駅
中野坂上駅
美術館追加情報
駅近
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公式サイト
http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/