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2024年11月1日
特別展「鷗外の食」/文京区立森鷗外記念館
文京区立森鷗外記念館にて、森鴎外(1862-1922)の食に関するエピソードを紹介する展覧会が開催中です。
時代や地域、環境、個人の好みによって異なる食生活。
本展では、そうした食生活について明治・大正期を生きた鴎外の日記や書簡、作品、家族の回想などから、当時の食文化を探ります。
10歳で故郷の島根県津和野町を離れ上京し、20代の頃にドイツ留学を経験した森鷗外。
普段の食事は和食をメインにしていたといいます。
立派なヒゲと軍服を着てピシっと立つ姿から想像し難いのですが、鷗外は大の甘党なのだそう!
ご飯にまんじゅうを乗せた「饅頭茶漬け」は、鷗外の食を語る上で有名エピソードはご存知の方も多いのではないでしょうか。
また、東京大学医学部の前身の東京医学校予科に入学し、卒業後は軍医として陸軍省に入省した経歴を持つ鷗外。
衛生学の観点から生食は控えていたといいます。
本展では、森家に残されていた記録や鷗外の友人たちが書き残した回想から森家の食卓の記憶を辿ります。
鷗外を取り巻く人びとの記憶をもとに、彼が生きた時代の食文化について詳しく紹介しています。
陸軍軍医や文学者として招かれた会食や宴席など、鷗外の日記には外食の記録も多く確認できます。
本展では、明治・大正期の外食を体験した鷗外の記録や作品から、当時の食文化の変化について紹介します。
本展のメインビジュアルの可愛らしい絵は、鷗外直筆写本『膳部之事』(ぜんぶのこと)に描かれた挿図を使用しています。
『膳部之事』は、デジタル展示で全ページ閲覧も可能です。
江戸時代末期に生まれ、明治・大正期を生きた文豪・森鷗外の「食」の記録から当時の食文化を辿る本展。
併設の「モリキネカフェ」では、本展にちなんで鷗外が好んだ食材を使用したロールケーキ「リンタロウル」(販売期間:4月8日~7月9日)を販売しています。
モリキネカフェでは、大イチョウと鷗外由来の草花が咲く庭園を眺めながら、彼が留学していたドイツの伝統的な料理も楽しめます。
展示を観終わったあとは、モリキネカフェで一息してみてはいかがでしょうか。
なお、モリキネカフェの営業時間は展示室と異なります。詳細は文京区立森鷗外記念館の公式サイトをご確認ください。