塩田千春の作品から他者との「つながり」を考える。圧巻のインスタレーションに注目
2024年10月3日
フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」/茅ヶ崎市美術館
ロサンゼルスと鎌倉を拠点に、世界的な活躍をみせるアーティスト・フランシス真悟(1969-)の国内初なる大規模個展が、茅ヶ崎市美術館で2024年6月9日まで開催中です。
本展では、茅ヶ崎市美術館の自然光が差し込む展示空間を活かした作品約10点を初公開。
初期から最新作までを展示し、フランシス真悟の「今」を紹介します。
フランシス真悟
1969年、カリフォルニア州サンタモニカで生まれたフランシス真悟。
優れた色彩で人びとを魅了し、世界でも高い評価を受ける現代アーティストです。
現在は、鎌倉とロサンゼルスを拠点に、国内外の多数の個展やグループ展に参加し、活動しています。
2023年には、銀座メゾンエルメス フォーラムにおける展覧会「Infinite Space」にて、7mにもおよぶ大作《Liminal Shifts》を発表。
外光が差し込む展示空間を活かした同作は、大きな反響を呼びました。
国内初の大規模個展となる本展では、1980年代の初期からの多様な絵画作品、約100点を一堂に展示します。
1階展示室には、《Infinite Space》シリーズが展示されています。
本作シリーズでは、風景や静物から「色彩」を切り離し、それを主題として描いています。
「色彩を主題とすることにより、効果的に使用することができる」と語るフランシス真悟。
本展では、茅ヶ崎市美術館の自然光が差し込む展示空間を活かし、紹介しています。
内覧会でアーティストは以下のように話しました。
「《Infinite Space》シリーズは、天候によって見え方が変わります。その変化も楽しんでもらえれば」。
アーティストのお気に入りの時間は、開館したばかりの時間なのだとか。
天窓から差し込む光の向きによって、作品が違った表情をみせますよ。
自然光を入れない状態でも観覧可能。詳しい時間については、展覧会公式サイトをご確認ください。
地下の展示室では、1987年頃から現在に至るまで描いてきた膨大なドーイングやペインティングの一部を、壁一面に展示しています。
「Daily Drowing」シリーズと呼ばれる本作には、コロナ禍の閉塞的な状況の中、アーティストがロサンゼルスで描いたものも含まれています。
鮮やかな色彩による日記ともいえる「Daily Drowing」シリーズ。
本展は、写真撮影が可能です(動画や三脚を使用した撮影は不可)。
気に入った作品を撮影し、SNSで本展の感想を添えて発信してみては?
作品一つひとつに込められた想いを説明する、フランシス真悟
フランシス真悟の国内初となる大規模個展。
湘南・茅ヶ崎ならではの唯一無二の絵画空間を、ぜひ体感してみてください。
エントランスでは、子ども向けのワークショップもあります。
その他の関連イベントについては、展覧会公式サイトをご覧ください。
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