これから開催
来たる世界2025-2075 テクネ-の崇高性
ある未来都市では雨が絶え間なく降り続いている。大洪水は現在では何年も続き、人々の想像力や欲望を変えた。このような状況下で、人々は無限に乾燥した砂漠を夢見ている。50年後の「来る世界」を断片的に描写・・・「来たる世界」は、私たちと自然との関係というテーマに真の緊急性を与え、気候変動、種の絶滅、汚染、再生可能エネルギー、人口過剰などの課題を浮かび上がらせる。私たちはこのように自然を明確に関係的な観点から考えることができ、それによって、自然に対する超越的知識と日常的知識の両方の中で、新しい知識とテクノロジーを生み出すことができる。その結果、テクノロジーは、「来る世界」の自然環境に適応できる私たち人間の心身の変容をもたらすこととなる。
テクノロジーの驚異的な進化は、私たちが理解できる範囲を超え、しばしば「不気味さ」を伴う存在になりはじめている。20世紀の心理学者ジグムント・フロイトが「不気味なもの」(The Uncanny)として言及した、見慣れたものが一変して異質に感じられる現象は、AIやバイオテクノロジーが日常生活に深く浸透する現代において、強く現れる美学的な主題である。技術が人間のスケールや理解の限界を超え、引き起こす畏怖や不安を、本展では、「技術的崇高」と呼び、それを感じさせる現代アートを考察し、現代の美と畏れについて問い直そうとするものである。
Event Information
- 展覧会名
- 来たる世界2025-2075 テクネ-の崇高性
- 開催期間
- 2025年2月11日~3月16日
- 開館時間
- 11:00~20:00
- 入館料
無量
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- GYRE GALLERY
- 主催
- ジャイル/スクールデレック芸術社会学研究所