これから開催

特別展

「近代文学でよむ文の京の坂と名所」

森鷗外『青年』籾山書店 大正2年 文京区立森鷗外記念館蔵

川瀬巴水《春雨(護国寺)》昭和7年 文京ふるさと歴史館蔵

永井荷風『断腸亭日乗』昭和19年9月21日 永井壮一郎蔵【期間限定展示】

江戸川乱歩『D坂の殺人事件』草稿
立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター蔵(平井家寄託)

山本松谷《団子坂之菊》(「新撰東京名所図会」50編 明治40年11月より)
文京区立森鷗外記念館蔵

文の京(ふみのみやこ、文京区)には、根津神社や小石川植物園、団子坂など明治以前から現在に至るまで親しまれている名所や坂がたくさんあります。また、明治初期に本郷に移転した東京大学の周辺には、のちに作家となる若者たちが多く暮らしていました。

明治から昭和初期の近代文学の中には、文の京を人々が行きかい、名所が登場する作品があります。鷗外『青年』では主人公が根津神社を通り過ぎ、夏目漱石『三四郎』は東京大学構内、石川啄木『天鵞絨ビロウド』は混雑した本郷三丁目、徳田秋声『みち芝』は牛天神(北野神社)、中野重治『むらぎも』は富坂、泉鏡花『外科室』は小石川植物園が書かれました。志賀直哉は『クマ』で飼い犬を追って護国寺へと走ります。樋口一葉は、日記に名所への外出を書き残しました。

他方、鷗外の住んだ観潮楼は、秋に菊人形でにぎわった千駄木、団子坂上に建っていました(現・当館所在地)。周辺には高村光太郎、宮本百合子、室生犀星、江戸川乱歩なども住み、千駄木は彼らの生活圏であり、作品にも書かれました。

本展では、明治から昭和初期の近代文学に書かれた文の京の坂と名所を紹介します。100年ほど前の風景や人々の営みを近代文学でよみ、当時の面影を見つけたり思いを馳せたりと、街の魅力を再発見できる展覧会です。

Event Information

展覧会名
特別展
「近代文学でよむ文の京の坂と名所」
開催期間
2026年4月11日~6月28日
開館時間
10:00~18:00
(最終入館は17:30まで)
休館日
4月27日、4月28日、5月25日、5月26日、6月22日、6月23日
入館料

一般600円
※中学生以下無料、障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料

公式サイト
https://moriogai-kinenkan.jp/
お問い合わせ

03-3824-5511

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Venue Information

会場
文京区立森鷗外記念館
主催
文京区立森鷗外記念館