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写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて

写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて/東京都写真美術館

ライムント・フォン・シュティルフリート 《HAKODADI》 明治5(1872)年
東京都写真美術館蔵

写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて/東京都写真美術館

浅野文輝《函館真景》 明治15(1882)年 多色刷木版
函館市中央図書館蔵

写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて/東京都写真美術館

四切判野外用組立箱 20世紀前半
日本大学藝術学部蔵

写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて/東京都写真美術館

井田侾吉《花ゴザを編むアイヌ(女性)》 明治10(1877)年頃 鶏卵紙
函館市中央図書館蔵

写真発祥地をとらえた初期写真を核に幕末・明治の姿を再構築する連続展の第二弾として「写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて」を開催します。

写真発祥の地は、写真との関わりが永く、膨大な写真が堆積しています。本シリーズ展では特に初期写真に注目し、写真と資料から、近代へと推移する日本の輪郭を再構築する試みです。

約150年前に江戸時代は終焉し、日本は近代国家へ歩みを進めました。北端の港湾都市であった箱館は、江戸時代後期に幕府の拠点が置かれ、蝦夷地経営や箱館戦争、開港といった歴史事象のなかで重要な役割を担うこととなります。1869年に蝦夷地は北海道と命名され、箱館も函館に改称されました。幕末期には、ロシア人より伝えられた技術を起点に写真文化が華開きます。最初の写真家である木津幸吉をはじめ、田本研造、武林盛一、井田侾吉などの在住する写真家と、野口源之助やライムント・フォン・シュティルフリートら来訪する写真家たちは函館の人々や街、文化を撮影しました。田本研造は、その技術を池田種之助ら弟子たちに伝え、弟子たちは函館に限らず北海道各地にその跡を残し、現代にその姿を伝えています。

本展は、幕末から明治の激動の地「はこだて(箱館・函館)」を、新たな切り口で捉え直す試みといえるでしょう。

※新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、入場制限などを実施します。ご来館のお客様は、必ずこちらをご確認ください。感染防止策チェックリストはこちら

Event Information

展覧会名
写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて
開催期間
2022年3月2日~5月8日 終了しました
開館時間
10:00~18:00
※木・金曜日は20:00まで、図書室を除く
※入館は閉館時間の30分前まで
休館日
月曜日 ただし3/21、5/2は開館
3月22日
入館料

一般 700円/学生 560円/中高生・65歳以上 350円

※小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者(2名まで)、年間パスポートご提示者は無料。

※オンラインによる日時指定を推奨いたします。

公式サイト
https://topmuseum.jp/
お問い合わせ

03-3280-0099

Venue Information

会場
東京都写真美術館 3F 展示室
主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館