これから開催
束芋画 国宝
本展は、2017年~2018年に朝日新聞にて連載された、吉田修一氏による小説『国宝』のために現代美術家の束芋が制作した挿絵全500点を、前後期に分けて展示します。
連載当時、束芋はまず墨による線画を描き、その後、小説のストーリーを読み込みながら、場面ごとの感情や空気感を色彩として重ねていきました。線の上に色を置いていく過程には、物語世界だけでなく、その時々の自身の感覚や身体性も自然と反映されていたといいます。今回の展示に際し束芋は、新聞の入稿時にはデータ上で合成していた色彩部分を、和紙に描き留めた線画の上に改めて着彩を施し完成させました。約10年前に描かれた線やイメージを手がかりに、当時の感覚を現在の身体で呼び起こしながら色を重ねていく行為には、時間を超えて作品と再び向き合う感覚と、新たな発見や面白さがあったと語っています。
新聞という日々更新される時間性を伴うメディアの中で生み出された作品を通して、過去と現在、文学と美術、個人の記憶と身体感覚が重なり合う貴重な機会としていただければ幸いです。物語とイメージが交差しながら立ち上がる束芋独自の世界観をぜひご体感ください。
【前期】7月17日~8月9日
【後期】8月11日~8月30日
Event Information
- 展覧会名
- 束芋画 国宝
- 開催期間
- 2026年7月17日~8月9日
- 開館時間
-
11:00~19:00
(入場は18:30まで)
- 休館日
- 8月10日
- 入館料
無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 主催
- 株式会社ポーラ・オルビスホールディングス