これから開催

ベトナムと海のやきもの

―青い文様の陶磁にみる海上交易―

ベトナムでは、陳朝14世紀頃より、やきものにコバルトで絵付けを施した青花(せいか)の技法が導入されました。これは中国・元時代に景徳鎮窯(けいとくちんよう)で完成された技法で、ベトナム陶磁も大きくその影響を受けています。15~16世紀の黎朝(れいちょう)期には李朝・陳朝以来の陶磁生産を基盤としつつ、国際市場への輸出が本格化し、ベトナム陶磁は東南アジア島嶼部(とうしょぶ)などへ流通し、大きく発展しました。その実態をよく示すのが、ホイアン沖で発見された沈没船からの引揚陶磁です。無傷のものだけでも約15万点に及び、精緻な作から簡略な絵付けのものまで、多様な需要に応じて生産・輸出されていた様相を今に伝えます。

本展では、岸本ビルグループ所蔵のホイアン沈船引揚陶磁をはじめ、ベトナム陶磁のコレクションとして名高い舛田(ますだ)コレクションや町田市立博物館所蔵の優品を通して、ベトナム青花をご紹介します。あわせて、コンダオ沈船やカーマウ沈船などベトナム近海の沈船引揚陶磁も取り上げ、海を介したやきものの広がりをご覧いただきます。素朴で温かみのあるベトナム陶磁の世界をお楽しみいただくとともに、15~18世紀の陶磁貿易のダイナミズムを感じていただければ幸いです。

Event Information

展覧会名
ベトナムと海のやきもの
―青い文様の陶磁にみる海上交易―
開催期間
2027年1月9日~4月11日
開館時間
09:30~17:00
(入館は16:30まで)
※1月15日(金)・22日(金)・23日(土)・29日(金)・30日(土)、2月6日(土)・12日(金)・13日(土)・19日(金)・26日(金)・27日(土)、3月5日(金)・6日(土)・12日(金)・13日(土)・19日(金)は19:00まで開館(入館は18:30まで)
休館日
月曜日 (ただし、1月11日、3月22日は開館)、1月12日、3月23日
※災害などにより臨時で休館となる場合があります。
入館料

一般:500円(団体400円) 高大生:200円(団体160円)
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明)
※団体料金は20名以上。
※特別展「円山応挙 リアルの先へ 空間革命」(2月6日(土)~4月4日(日)開催)の期間中は、当日の特別展観覧券をご提示いただくと無料でご観覧いただけます。
※同時開催の企画展示も無料でご観覧いただけます。

公式サイト
https://www.osaka-art-museum.jp/planned_exhibition/vietnam
お問い合わせ

06-6771-4874

Venue Information

会場
大阪市立美術館
主催
大阪市立美術館