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2024年11月1日
こぐまちゃんとしろくまちゃん 絵本作家・わかやまけんの世界/世田谷美術館
べストセラー『しろくまちゃんのほっとけーき』(1972年、こぐま社)などで知られる絵本作家、わかやまけん(若山 憲、1930-2015)。その創作の全貌を紹介する、初の大規模な回顧展が世田谷美術館で開催します。
『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社)より
©わかやまけん
絵本原画や絵本制作の過程で刷られたリトグラフのほか、雑誌の表紙原画、関連資料など約230点を展示する本展。わかやまけんの豊かな作品世界が楽しめる展覧会です。
※展覧会詳細はこちら
全15作からなる「こぐまちゃんえほん」シリーズ(こぐま社)は、1970年の記念すべき第一作『こぐまちゃんおはよう』の誕生以来、世代を超えて読み継がれてきました。
本作は、こぐま社創業者であり編集者の佐藤英和の発案で、劇作家の和田義臣、児童文学者の森比左志、そしてグラフィックデザイナー出身の若山憲が集まり、テーマの設定からストーリー展開、文とことば、そして絵にいたるまで、4人の合議制で制作された作品です。
『こぐまちゃんのみずあそび』(1971年、こぐま社)より
リトグラフ/こぐま社蔵
「こぐまちゃんえほん」をめぐる小規模の展示は、これまでにも多く開催されましたが、その生みの親であるわかやまけんの創作世界の全貌をたどる全国規模の展覧会は、初の試みとのことです。
「こぐまちゃんえほん」シリーズは、美しい発色のために、6色の特別な「こぐまちゃんインク」を、1色ずつ刷り重ねる方式で制作されました。そのため、わかやまは1ページの絵のために、6枚の原画を描きました。
本展では、『しろくまちゃんのほっとけーき』表紙絵の「描き分け原画」も展示し、その制作行程を紹介します。さらにはシリーズが発表となる前に描かれた、貴重な下絵も展示されますよ!
「こぐまちゃんえほん」下絵、1970年
原画/こぐま社蔵
また、完成した絵本でみられるような、すべての色が彩色された「原画」というものは存在しないため、本展では、絵本を印刷する際に参考にするためなどに制作された、すべての色が一枚に刷られたリトグラフを展示。「こぐまちゃんえほん」誕生から創作の過程までを辿る展示にも注目です!
わかやまが自ら絵と文の両方を手掛けた「創作絵本」や、新美南吉・作「てぶくろをかいに」や「ごんぎつね」など名作に絵をつけた作品、また民話を絵本に再構成した絵本作品も展示しします。
『あかべこのおはなし』(1980年、こぐま社)表紙
リトグラフ/こぐま社蔵
絵本のほかにも、詩集の挿画にも積極的に取り組んでいたわかやま。「こぐまちゃんえほん」とはまた異なる魅力を放つ作品群に、美しい色づかいと繊細な表現が際立つ画家・わかやまけんの原画は必見です。ぜひ間近でそのタッチをご覧ください♪
会場特設ショップにて、展覧会オリジナルグッズの販売が予定されています。
また世田谷美術館ミュージアムショップでは「こぐまちゃんえほん」シリーズをはじめとする絵本も!
ミュージアムショップもお見逃しなく。
(左から)《神戸風月堂》ミニゴーフル 1,080円/トートバッグ 1,650円
マスキングテープ各種 550円/メモパッド 770円
※すべて税込価格。会場特設ショップにて販売予定。
さらに、7月31日(日)までのご来場の方には、「こぐまちゃん」ぬりえをプレゼント!(1人1枚まで/ぬりえはおうちでお楽しみください)
詳しいチケット情報は、展覧会公式サイトをご確認ください。