PROMOTION
クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」/国立科学博物館
特別展「化石ハンター展 ~ゴビ砂漠の恐竜とヒマラヤの超大型獣~」が、国立科学博物館で好評開催中です。
このコラムでは、現在活躍中のイラストレーター・あきばさやかさんの漫画とともに本展をレポート。
展示の見どころやグッズ、音声ガイドなど、この夏イチオシの展覧会を情報満載でお届けします!
ページ最後にはチケットプレゼントもありますのでお見逃しなく!
伝説の化石ハンターとして知られるロイ・チャップマン・アンドリュース。
本展ではアンドリュースの中央アジア探検100周年を記念して、ゴビ砂漠で発見された恐竜化石や卵などを展示。
彼が追い求めた哺乳類の起源にも迫ります!
幼いころから自然や動物好きな少年だったアンドリュース。
鯨類研究の専門家を経て伝説の化石ハンターとなるまでの道のりをたどります。
プロトケラトプス 全身骨格 国立科学博物館蔵
アメリカ自然史博物館に職を得たアンドリュースは、1922年、中央アジア探検隊の隊長としてゴビ砂漠への発掘調査に出発!
1930年まで全5回におよんだ発掘調査で「プロトケラトプス」をはじめとする恐竜化石を次々に発見し、歴史に名を刻みました。
会場では、各国の化石ハンターたちが発掘した恐竜や陸生哺乳類の標本資料が多数展示されています。
左:パラケラテリウム 全身骨格 国立科学博物館蔵 右:アンドリューサルクス 頭骨 国立科学博物館蔵
ゴビ砂漠で発見された恐竜の全身骨格標本や卵の化石、史上最大の陸生哺乳類「パラケラテリウム」の全身骨格、史上最大の陸生肉食哺乳類「アンドリューサルクス」の頭骨など、古生物史上重要な資料を間近に見られるチャンスですよ。
アンドリュースから大きな影響を受けたロサンゼルス郡立自然史博物館の王暁鳴博士は、「アウト・オブ・チベット」説を提唱しました。
この説は、北極と南極に次ぐ「第三の極地」であるヒマラヤとその裾野のチベット高原に着目。北極圏より先に寒冷化したチベット高原の環境に適応して進化した哺乳類が、氷河時代にユーラシア大陸各地に進出していったとするものです。
チベットケサイ 全身骨格復元標本 国立科学博物館蔵
本展では「アウト・オブ・チベット」説を生むきっかけとなった、ヒマラヤの超大型獣「チベットケサイ」の全身骨格復元標本と生体復元モデルを世界初公開します!
ここからは、実際の会場内のようすをイラストとともにご紹介。
クスっと笑える育児マンガが共感を集めているあきばさやかさん。息子のおっくんは、恐竜や化石が大好きなのだそう!そんなあきばさん家族に、実際に「化石ハンター展」へ行ってもらいました。
たくさんの化石や迫力満点のチベットケサイを目にした反応はいかに?
会場に入ってまずその大きさに目を奪われるのが、ツチクジラの全身骨格標本!
恐竜化石のハンターとして知られるアンドリュースですが、若き日にはクジラを追って日本全国を回っていました。日本語も日常会話に不自由しないほどマスターしていたのだとか。
アメリカ自然史博物館の鯨類専門家として経験を積んだアンドリュースは、38歳で中央アジア探検隊長となり、中央アジアのゴビ砂漠へ向かいます。
探検隊のたどった道のりを追って展示ルートを進むと、「プロトケラトプス」の全身骨格と頭骨が展示されています。
この化石の発掘地からは、恐竜の卵の化石も発見されました!
それ以前にも、フランスなどで恐竜の卵の化石は見つかっていたものの、「恐竜は卵を産んでいた」と確信したのはアンドリュースたちが初めて。まさに世紀の大発見ですね!
アンドリュースに続け!と、ゴビ砂漠へ向かった各国の調査隊。1990年代には日本の調査隊もモンゴルでの発掘調査を行います。
会場内には、ソ連隊が発掘した「タルボサウルス」の頭骨や、女性研究者も活躍したポーランド・モンゴル隊の発見した「プレノケファレ」、日本・中国・モンゴルの3カ国によるモンゴル高原国際恐竜調査で発見された「ネメグトマイア」など、ゴビ砂漠を代表する恐竜の化石や標本がずらり!
遠い昔に滅びた恐竜が生きていた時の姿が目に浮かんでくるようですね。
アンドリュースが人類の起源として探し求めたという、哺乳類の化石も多数展示!
史上最大の陸生哺乳類「パラケラテリウム」の全身骨格は圧巻です!ゾウよりもずっと大きく、頭が天井に届きそうなほど。
恐竜も化石も大好きなおっくんは、今回のダイナミックな展示に食いつきっぱなしだったようです。恐竜、化石好きの方なら大興奮すること間違いなし!
会場後半では、北極と南極に次ぐ第三極圏とされるヒマラヤ山脈やチベット高原の哺乳類進化の謎に迫ります。
復元された「チベットケサイ」は迫力満点!
雪の上に転がってはしゃいでいるポーズの子どもと、大きな角を突き出しその様子を見守る大人のチベットケサイは、まるで家族のようです。
母子の生体モデルは、ふさふさの毛並みまでリアルに再現されていました。
写真撮影もOKですので、「チベットケサイ」といっしょに記念撮影してみてはいかがでしょうか?
会場の最後には、化石ハンターとして活躍中の本展の監修者から、次世代の化石ハンターを目指す子どもたちへのメッセージが寄せられています。研究者になったきっかけや現在の研究活動などを紹介する映像も。
フィールドノートなど実際の発掘現場で使われている道具にも注目です!
併設のショップでは、化石モチーフのマスクや手ぬぐいなどのオリジナルグッズを販売。本展の目玉展示「チベットケサイ」のぬいぐるみはインパクト大です!「化石ハンター展」オリジナルの豚骨ラーメンはお土産にもおすすめですよ。
左:チベットケサイぬいぐるみ 親 2,750円 右:キリマルラーメン 432円 ※いずれも税込
さらに、モルモットの車の日常を描いたコマ撮りアニメ「PUI PUIモルカー」とのコラボグッズも登場!
左:クッション 2,750円 右:3Pマグネット 550円 ※いずれも税込
クッションやマグネットなど探検家スタイルの「モルカー」グッズは、身近に置いておきたくなるキュートさです。
左:杉田智和さん 右:釘宮理恵さん
音声ガイドを担当するのは、声優の杉田智和さんと釘宮理恵さん。生物学者に憧れて科博へやってきた少女・エリコ(釘宮さん)が、ハカセ(杉田さん)と楽しくおしゃべりしながらナビゲート。化石初心者や子どもも解説がスッと入ってくる軽快なストーリー仕立てとなっています。
珍しい恐竜や哺乳類の化石、リアルに復元されたチベットケサイなど、胸おどる展示が盛りだくさんの特別展。子連れでのお出かけ先にもおすすめです!
この夏、ぜひ国立科学博物館へ冒険の旅に出かけてみてください。
なお、本展にご来場される全てのお客さまは、オンラインによる日時指定予約が必要です。詳細は公式サイトをご覧ください。
本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
〆切は2022年8月15日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。