塩田千春の作品から他者との「つながり」を考える。圧巻のインスタレーションに注目
2024年10月3日
ルーヴル美術館展 愛を描く/国立新美術館
国立新美術館にて、フランス・ルーヴル美術館が誇る“愛”をテーマとした名画73点を紹介する展覧会が開催中です♡
人間の根源的な感情である愛は、古代以来、西洋美術でもよく描かれるテーマの一つです。そんな名画に描かれた“愛”の物語を紹介する本展を、素敵なカップルと取材してきました!
※展示室内では、特別に許可を得て撮影しています。
本特集では、ルーヴル美術館展の見どころ作品やおすすめの撮影スポットを紹介。さらに、本展限定グッズや東京ミッドタウンとのコラボ情報など!展覧会がもっと楽しくなるお得な情報をお届けします。
コラム最後には、チケットプレゼントもありますよ◎
《モナ・リザ》や《ミロのヴィーナス》、《サモトラケのニケ》などを所蔵するルーヴル美術館。フランス・パリにある世界最大級の美の殿堂です。
本展では、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから厳選された多彩な“愛”を表現した名画73点を紹介。
古代神話からキリスト教の主題、18世紀の甘く優美なロマンスや19世紀ロマン主義の悲劇的な恋の場面など、名画に宿る多彩な“愛”の表現をルーヴル美術館の名品からひも解きます。
フランソワ・ブーシェ《アモルの標的》1758年
油彩/カンヴァス 268 x 167 cm
パリ、ルーヴル美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Gérard Blot / distributed by AMF-DNPartcom
フランソワ・ブーシェの《アモルの標的》。本作は、「神々の愛」をテーマにしています。
アモルは、愛と美の女神ヴィーナスの息子です。古代神話によると、愛の感情は神も人間もアモルの放った矢で心臓を射抜かれた時に生まれると言われています。
本作の画面上部に注目!ハートが印された的に矢が刺さっていますね。ハートに刺さった矢は恋人たちの愛の誕生を示しています。
的の上を舞うかわいらしいアモルたちの手には、愛で結ばれた恋人たちに捧げる月桂冠が掲げられ、幸せな愛が生まれた瞬間が見事に描き出されています。
西洋絵画のテーマでよくみられる古代神話の愛の物語ですが、オランダでは17世紀、フランスでは18世紀に入ると、現実世界に生きる人間たちの愛が盛んに描かれるようになりました。
ジャン=オノレ・フラゴナール《かんぬき》
1777-1778年頃 油彩/カンヴァス 74 x 94 cm
パリ、ルーヴル美術館
Photo © RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom
この時代、上流階級の男女の恋の駆け引きの情景を優雅に描いた作品が制作されました。それらの多くは、明るい色彩で軽やかに描かれているのですが、フラゴナールの《かんぬき》はどこか緊張感のある雰囲気が漂います。
※本作は一般の方は撮影不可です。
緊張感と同時代を象徴する優雅な情景を上手く組み合わせた本作。日本で公開されるのは26年ぶりとなります!
本展では、第4章の撮影が可能です♪
第4章では、19世紀フランスの牧歌的な恋愛とロマン主義の悲劇を描いた作品を紹介しています。なかでも注目の作品はこちら!
フランソワ・ジェラール《アモルとプシュケ》、または《アモルの最初のキスを受けるプシュケ》
1798年 油彩/カンヴァス 186 x 132 cm
パリ、ルーヴル美術館
新古典主義の画家フランソワ・ジェラールの傑作です。のどかで美しい風景を背景に、愛の神アモルが美貌で知られた王女プシュケの額にそっと口づけをするロマンティックな瞬間が描かれています。
ハッシュタグ「#LOVELOUVRE2023」「#ルーヴル美術館展」をつけて、展覧会の思い出としてSNSへ投稿してみては?
※撮影の際は美術館の指示に従ってください。
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本展オリジナルグッズにも注目!“愛”をテーマとした展覧会らしいふんわりとした色合いのグッズが目白押しです。
スフマート編集部おすすめのグッズも紹介♪なかでもイチオシは、くすみカラーのサーモボトルです♡
持ち運びやすいサイズ感で、これからのおでかけシーズンに活躍間違いなし!そんな商品ですよ◎
その他のグッズも動画で紹介中!ぜひ見てみてね。
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ルーヴル美術館の名品から多彩な“愛”の表現をひも解く展覧会「ルーヴル美術館 愛を描く」。
本展は、2023年3月18日(土)~31日(金)は学生証提示で高校生は無料で観覧可能です◎
国立新美術館で、さまざまな愛の物語に触れてみてください♪
※本作は一般の方は撮影不可です。