PROMOTION
クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
熊谷守一美術館38周年展/豊島区立 熊谷守一美術館
池袋にほど近いエリアに位置する豊島区立熊谷守一美術館。
熊谷守一は、明治から昭和を生き、鮮やかな色彩の油絵や素朴な墨絵など多彩な作品を残した作家です。
現在、同館では「熊谷守一美術館38周年展」が開催中!展覧会のことや館内の常設展示室、カフェなどについてスフマート編集部が取材してきました。
熊谷守一美術館は、熊谷守一が45年の時を過ごした場所に建てられています。守一の残した作品が分散しないようにと、守一の次女である熊谷榧(かや)が私設で美術館を開館したことが始まりでした。
2007年からは区立美術館となり、守一の幅広い作品をいつでも楽しむことができます。
美術館は、東京メトロ 有楽町線・副都心線『要町駅』または『千川駅』から徒歩9分の場所にあります。
静かな住宅街を進んでいくので「本当にここにあるの?」と思うのですが大丈夫◎池袋という都心が近くにありながら、落ち着いた雰囲気で美術鑑賞ができます!
スフマートの読者は、熊谷守一についてあまり知らない方も多いと思います。ここで少しだけご紹介。
熊谷守一(1880-1977)は、油絵や墨絵、書など幅広いジャンルの作品を残しました。特に、身の回りの生き物を鮮やかなタッチで描いたものは目を引きます。
たとえば、猫や蝶は守一がよく描いたテーマのひとつでした。
こちらの《アゲハ蝶》は、守一の油絵の絶筆です。死の前年に描かれたものでしたが、画家としての衰えを全く感じさせない力強さがあります。
お金や名誉に全く興味が無かったことから、貧乏生活を送った守一。自身の描きたいものを描きたいように表現し続け、文化勲章を辞退したというエピソードまで残っています。
現在開催中の「熊谷守一美術館38周年展」では、愛知県美術館の[木村定三コレクション]20点と同館の収蔵作品をあわせて展示。
美術コレクターとして知られる木村定三氏は、熊谷守一の作品を買い集め、その魅力を伝えることに尽力した人物です。守一と関わりの深い人物とのエピソードも知ることができますよ。
館内には守一の作品をあしらったポストカードを販売するショップや、こだわりのコーヒーをいただくことができるカフェも併設。
カフェのこだわりは何と言ってもこの器!こちらは熊谷榧が制作したものなのだそう。
あたたかみのある器と、館内のゆったりした雰囲気。ところどころに設置された作品をじっくり観ながら最高のカフェタイムを過ごすことができますよ。
常時60点ほどの作品を鑑賞できる豊島区立熊谷守一美術館。たまには都会から少し離れて、静かなひとときを過ごしてみませんか?