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2024年11月1日
麻生三郎展 三軒茶屋の頃、そしてベン・シャーン/世田谷美術館
世田谷美術館にて、画家・麻生三郎(1913-2000)が世田谷に住んだ25年間に焦点を定めた展覧会が開催中です。
本展では、麻生が三軒茶屋時代に描いた油彩、素描あわせて約110点を展示。
さらに、文学者たちとの交流を示す挿絵や装丁の仕事も集め、時代と対峙した、その創作の軌跡をたどります。
現代の人間像を鋭く見つめ、戦後美術に確かな足跡を印した画家・麻生三郎。2023年は、麻生の生誕110年にあたります。
戦争末期の空襲で豊島区長崎のアトリエを失った麻生は、1948年、世田谷区三軒茶屋にアトリエを構えました。
この再出発の地から《ひとり》(1951年)や1950年代半ばにくり返し描いた《赤い空》など、戦後復興期の代表作が生まれました。
三軒茶屋時代の麻生三郎の多彩な活動を紹介する本展では、同時代の文学者たちとの交流を示す挿絵原画も展示します。
あたたかみのあるユーモラスなタッチで干支を描いた手帳の表紙など、油彩とはまた一味違った魅力も楽しめますよ。
また、麻生は20世紀アメリカを代表する社会派の画家ベン・シャーン(1898-1969)に強く惹かれていました。
本展では、ベン・シャーンの人生の集大成といわれる版画集『一行の詩のためには…:リルケ「マルテの手記」より』全24点を含む麻生旧蔵の作品群も並びます。
麻生とベン・シャーンの二人の響きあいも、ぜひ会場で体感してみてくださいね。
麻生三郎の生誕110年を記念する本展。
公立美術館での麻生三郎展は約10年ぶりとのこと!この機会をお見逃しなく。