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2024年11月1日
モールの想像力-ショッピングモールはユートピアだ/高島屋史料館TOKYO
皆さんは「ショッピングモール」に行った思い出はありますか?
親に連れていってもらう。友達と寄り道する。子どもを連れて遊んだり、日用品を買ったり・・・。当たり前に利用していますが、私たちの日常に欠かせない存在なのではないでしょうか。
では、多様な機能を持つモールのバックヤードって、一体どうなっているのでしょうか?
高島屋史料館TOKYOにて、「モールの想像力-ショッピングモールはユートピアだ」が開催中です。
本展は、普段光を当てられることのない、モールの裏側について改めて考える展覧会となっています。
ショッピングモールのバックヤードは、来店側が入ることはまずありませんよね。
従業員入口もトイレの近くにあるなど、極力お客さんの目に入らないような場所に位置していることがほとんどです。
本展では、そんなバックヤードの再現展示が出現!
荷物を移動するための什器や、壁にもこだわりが。
映像展示では、玉川高島屋S.C.の従業員通路をぐるぐると回った映像が見られます。
同店は、1969年に初めてショッピングモールとして営業を始めたのだとか。
いつもは見ることのできない裏側を、従業員になったつもりで鑑賞してみてはいかがでしょうか。
展示室は、モールを舞台に生み出された作品が多く並びます。
ここではモールのさまざまな側面に迫ります。
20~30代の方にとって、モールは小さいころから当たり前にある存在だと思います。
また、モールは世界共通でもあります。たとえば、子ども向け絵本『なぞなぞショッピングモールでおかいもの』では、地球を紹介するヒントとしてモールを示しています。
どこの国に着陸してもモールの機能は変わらないことから、地球のことを説明するのに分かりやすいですよね。
高島屋史料館TOKYOは、日本橋高島屋4階の一角に位置しています。
小ぶりなスペースですが、あえてその空間を活かしたのが3万字超えの原稿のパネル展示です。
こちらは、本展監修者の大山 顕氏によるもの。びっしり展示室を埋め尽くしているので、全部読むととっても時間がかかるそうです。
展示室を入ると中央に目立つオブジェのようなものが!
《トロ箱のユートピア》は、イオンモール幕張新都心の吹き抜け「グランドコート」を1/250にした立体作品です。
使用されている素材は、モールを流通する商品を入れるための発泡スチロール(通称トロ箱)や、各店で使用されなくなった梱包材など。こちらは日本橋高島屋内で集められたものなのだとか。
また、本作は展示室の天井までぴったりと設置されていますが上部はどこにあるのでしょう?
なんと同館の上5階部分にちょこんと設置されています!こちらもお見逃しなく。
展示室を進むと、不自然に床に設置されたピンクの矢印があります。
こちらはなんと玉川高島屋を指す53度の方向を正確に測っているのだとか!
そして矢印が指す玉川高島屋には何かが・・・あるかも?実際に行って確かめてみてはいかがでしょうか。
私たちの日常にいつもあるモールという存在。会場ではモールにまつわる作品が散りばめられています。
入館無料となっていますので、日本橋や東京駅付近に行かれた時の寄り道や、ちょっとしたお出かけにもおすすめです。
会期中、本展を監修した大山顕氏(フォトグラファー・ライター)によるトークを予定しています。
詳細が決定次第、HPにてご案内します。