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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
あの世の探検―地獄の十王勢ぞろい―/静嘉堂@丸の内(静嘉堂文庫美術館)
「あの世」ってどんな世界なのでしょうか?
圧倒的なエネルギーに満ちた中国・元時代の「十王図・二使者図」「地蔵菩薩十王図」などを紹介する展覧会が、静嘉堂@丸の内にて開催中です。
ちょっと不気味で不思議なあの世を探検できるユニークな展示となっています。
人が現世を離れ、冥界に行くと、閻魔大王など10人の大王(地獄の十王)がいて、罪業を裁くと考えられています。
悪いことをすると、閻魔様に舌を抜かれる!というのはあまりに有名なお話ですよね。
そのため、亡くなった方の縁者が十王を供養することによって、その極楽往生を祈ってきました。
静嘉堂文庫美術館所蔵の「十王図・二使者図」(中国・元~明時代)は、圧倒的なエネルギーに満ちた作品で、地獄に出向いて救済をする「地蔵菩薩十王図」(高麗時代)と一具で伝来してきた名品です。
「十王図・二使者図」「地蔵菩薩十王図」全13幅を一堂に展観するのは初の試みだそう。また、同一空間での展示はなんと24年ぶりとなります!
近年修復をおえた、日本、中国の仏教絵画などを修理後初公開するほか、江戸絵画の名品、円山応挙筆「江口君図」も展示。
円山応挙筆「江口君図」は、応挙以前の、肉筆浮世絵の美人画や、応挙以降の円山四条派の美人画のレパートリーの一つです。
白象に乗る遊女を普賢菩薩に見立てた、いわば普賢菩薩の見立絵(やつし絵)ですが、仏画のような美麗さと気品を備えています。
応挙の写実とは何か?重要文化財「普賢菩薩像」、重要文化財「西行物語」と共に展示することで、「江口君図」の謎に迫ります。
もちろん、静嘉堂が誇る国宝《曜変天目(稲葉天目)》も展示。
いつ見ても美しい・・・。展示室にさりげなく置かれているので、こちらもお見逃しなく。