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ハローキティ誕生50周年!「キティとわたし」を紐解く展覧会
2024年11月21日
さくらももこ展/森アーツセンターギャラリー
森アーツセンターギャラリーで開催中の展覧会「さくらももこ展」へ行ってきました。
大人から子供まで誰からも愛される国民的まんが『ちびまる子ちゃん』や大ベストセラーのエッセイ『もものかんづめ』はもちろん、さくらももこの代表作の数々を直筆原稿やカラー原画とともにこれまでにないボリュームで観ることができる展覧会となっています。
さくらももこは、まんが、エッセイ、絵本など多くの作品を創作しました。
会場内にはそれらの作品が7つの章に分けて紹介されています。
なかでも1986年に連載を開始し90年のアニメ化が始まった『ちびまる子ちゃん』は、当時連載されていた「りぼん」とともに原画が豊富に展示されていました。
昭和の教室が描かれている原画を懐かしい思いで眺めていると、となりで娘が不思議そうに「ランドセル赤と黒しかないね」とひと言。
時代の流れを感じずにはいられませんでした。今はカラフルですからね。
個人的には、第二章「ももこのエッセイ」で展示されていた『もものかんづめ』の表紙の原画を見て感激せずにはいられませんでした。
1991年発刊の同書は当時小学生だった私もリアルタイムで購入したお気に入りの本で、特に表紙のももの缶詰めの絵が印象に残っていたからです。
代表的な原稿は拡大されて展示されていました。筆致からもその人柄が伝わってくるようです。
このコーナーは原稿とコミックなどが合わせて展示されているため、さくらももこが切り取った日常の一コマが作品となっていく様子がよくわかりました。
東京会場の会期中、コラボカフェ「さくらももこ展カフェ」や会場限定フォトブースが登場しています。
カフェは展示会場のすぐ隣なので、展覧会の余韻に浸りながらさくらももこ展限定メニューを楽しむことができます。
さくらももこが何気ない日常を愛していたこと、そしてそのなかで起こる何気ないできごとを作品という形で大切にしていたことが伝わってくる心温まる展覧会でした。
その感性はどこか子育てに通じるものがあるかもしれません。
今回さくらももこの作品に触れて、あらためて子どもたちとのささいな日常を大切にしながら過ごしていこうと思いました。
前期:2024年10月5日~11月20日
後期:11月21日~2025年1月5日
※前期・後期で一部カラー原画の入れ替えを予定しています。