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2024年11月1日
ザ・フィンランドデザイン展―自然が宿るライフスタイル/Bunkamura ザ・ミュージアム
日本でも非常に人気の高い、北欧の国フィンランド。
そんなフィンランドのデザインの秘密を紐解く展覧会が、Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催中です。
展示風景
本展では、ヘルシンキ市立美術館(HAM)監修のもと、フィンランド各地で受け継がれてきた収蔵品から選りすぐりの約250点を展示します。
※展覧会情報はこちら
フィンランドは、国土の7割以上が森林、18万以上の湖を持つ自然大国です。また、夏は夜遅くまで白夜が続き、冬は幻想的なオーロラが見られる、なんだか遠い国のように思えますが、実は日本から最も近い欧州でもあります。
フィンランドと聞くと「豊かな自然」「ムーミンがいる」「日本より寒い」など思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。寒い土地にありながら、幸福度世界一を誇る国としても広く知られています。
撮影者不詳《プンカハルユ(フィンランド)》1940-1959 年、フィンランド国立写真美術館蔵
そしてなんといっても魅力的なのが、家具やテキスタイルなどのデザインです。フィンランドから生まれるデザインはなぜこんなにも魅力的なのでしょうか?
本展では、これまで生み出された名品を通して、そのデザインの秘密に迫ります。
フィンランドの人びとは、ずっと昔から大地の豊かさを生活に取り入れてきました。
展示風景
今でこそモダンなデザインで広く知られていますが、このイメージが定着するきっかけとなったのは、1917年以降のこと。当時、ロシアから独立したフィンランドは、木材以外の資源が乏しいなかで工芸を国の重要な産業と定め、近代デザインの発展に力を注ぎました。そうした背景から、今日では誰もが知るアーティストが輩出されたのです。
展示風景
自然からインスピレーションを受けて生まれたデザインは、暮らしをよくすることを第一に考えられており、多くの使い手たちの心を掴みました。
本展では、フィンランドがデザイン大国になるまでの背景を探ります。
フィンランドの雄大な自然は、芸術家たちに素晴らしいアイデアを与え続けています。
展示風景
アルヴァ&アイノ・アアルトやカイ・フランク、マイヤ・イソラなども湖や氷河、森や花々などからインスピレーションを得て、ユニークなフォルムやパターンを生み出しました。
展示風景
本展では、日本で広く知られるアーティストから、あまり知られていないアーティストまで、50人以上のデザイナー、アーティストが勢揃い。新しいお気に入りがきっと見つかりますよ。
フィンランドの冬は長く、とても過酷なものです。心が沈みがちな長いおこもり生活には、生活を楽しくするデザインが欠かせません。
そこで、光を集めるガラスやぬくもりのある木材などを活用した製品が多く生み出されました。また、鮮やかでカラフルなテキスタイルは、待ち焦がれるあたたかい季節を想像させ、人びとの目と心を和ませました。
展示風景
素材の表情を生かして自然と調和するフィンランドデザインは、日本人の美意識とも親和性が高いそうです。国民性もシャイで控えめなところが似ており、フィンランド人は「ヨーロッパの日本人」と言われることもあるのだとか。
全く異なった文化を持ちながらも、日本でこんなにフィンランドデザインが人気なのは、どこか共通の感性があるからなのかもしれませんね!
是非展示室で心躍るデザインを楽しんでください。
音声ガイド&ナビゲーター
本展ナビゲーターは、2019年の日本・フィンランド外交関係樹立100周年の際に親善大使を務めたminä perhonen(ミナ ペルホネン)デザイナーの皆川明さんです。
撮影:大沼ショージ
19歳の時に旅したフィンランドで、暮らしの中のデザインと人の関係性に感銘を受けたという皆川さん。2019年の日本・フィンランド外交関係樹立100周年の際には親善大使を務めました。会場では、皆川さんのフィンランドデザインへの想いをスマートフォンで聴きながら会場を巡る「スペシャル音声コンテンツ」をお楽しみいただけます。
おしゃれなアイテムが目白押しのミュージアムショップ!
ミュージアムショップでは、フィンランドを代表するブランドの製品が勢ぞろいしています。
マリメッコやイッタラなどのセンスあるセレクトで、迷ってしまいそう。
また、アルテック社の家具がミニチュアになったかわいらしいガチャガチャもありますよ。詳しくはこちらをご覧ください。
フォトスポット
会場内は撮影不可ですが、会場を出た後にフォトスポットがあります。
フィンランド製のホンカのウッドパネルとアルテックの家具で、フィンランドのおうち空間を再現しているそう!
自宅がこんな空間だったら・・・最高ですね! 記念撮影されてみてはいかがでしょうか?
豊かなデザインの秘密に迫る本展。
鳥取県立博物館を皮切りに巡回してきた本展は、Bunkamura ザ・ミュージアムが最終会場となります。
本国でも集結することが難しい、超豪華なラインナップが一堂に会する、貴重な機会をお見逃しなく。