
ハプスブルク家/10分でわかるアート
2024年12月18日
体感型デジタルアート劇場 浮世絵 RE:BORN/角川武蔵野ミュージアム
江戸時代に誕生し、庶民を中心に親しまれてきた「浮世絵」。
木版印刷により量産され、安価で流通した浮世絵は、当時の主要なメディアのひとつでした。
日本はもちろん、海外でも注目を集める浮世絵の世界観に没入できる展覧会が、角川武蔵野ミュージアム(埼玉・東所沢)で、2026年1月18日(日)まで開催中です。
これまで角川武蔵野ミュージアムでは、ゴッホ、モネなどの体感型デジタルアート劇場を開催してきました。
体感型デジタルアート劇場の第5弾となる本展のテーマは「浮世絵」。
喜多川歌麿、東洲斎写楽、葛飾北斎、歌川広重といった有名浮世絵師が描いた世界を、映像と音楽で巡ります。
浮世絵は、流行のファッションや旅行、人気役者の話題などをいち早く発信する江戸時代の重要なメディアのひとつでした。
その存在は、現代風にいえばSNSのようなものです。
本展では、浮世絵の世界を大迫力の映像と美しい音楽で体験することができます。
Design and creative direction: GIANFRANCO IANNUZZI Multimedia content production: KARMACHINA. ©角川武蔵野ミュージアム
360度の壁面と床面に広がる映像に没入することで、江戸時代にタイムスリップ!
また、「竜馬四重奏」率いるヴァイオリニスト竜馬によるオリジナル書き下ろし楽曲が、会場を包み込みます。
Design and creative direction: GIANFRANCO IANNUZZI Multimedia content production: KARMACHINA. ©角川武蔵野ミュージアム
会場内には決まった順路はありません。
床に座り、流れる映像を鑑賞するもよし。ハンモックに揺られながら、のんびりと鑑賞するもよし。鑑賞方法は自由です。
また、会場内は撮影もOK!
浮世絵の登場人物になりきって、楽しんでみてはいかがでしょうか。
©角川武蔵野ミュージアム
体感型デジタルアート劇場を楽しんだあとは、浮世絵について学んでみましょう。
ここでは、浮世絵の重要なジャンルである「武者絵」「役者絵」「美人画」「名所絵」から代表的な作品と絵師を紹介。
作品には、当時の生活や文化についても描かれています。じっくりと鑑賞してみてください。
©角川武蔵野ミュージアム
会場入口のホワイエには、浮世絵立体ジオラマを設置。
こちらは、どなたでも入場可能なフォトスポットです。
角川武蔵野ミュージアムの来場記念に、撮影してみては?
浮世絵の世界観を体感できる「体感型デジタルアート劇場 浮世絵 RE:BORN」。
会場では、池上彰館長による映像作品の音声解説(無料)を聞きながら鑑賞することもできます。
なお、音声解説を聞くには、ご自身のスマートフォンとイヤホンが必要です。
本展オリジナルグッズやコラボメニューも充実。
角川武蔵野ミュージアムを、まるごと楽しむこともできますよ。
詳しい情報は、展覧会公式サイトをご確認ください。
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報、詳細は公式サイトでご確認ください。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。