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2025年8月14日
大どろぼうの家/PLAY! MUSEUM
会場入口に設置された撮影スポット
絵と言葉のミュージアム「PLAY! MUSEUM」では、夏休み期間にあわせ「大どろぼう」をテーマにした没入体験型の展覧会が開催されています。
大どろぼうの家の入口に貼られたメッセージ
本展は盗みに出て留守中の大どろぼうの家に忍び込むという設定で構成されており、来場者が主役となる展覧会です。
古今東西の物語でも私生活は謎めいていることが多いどろぼうですが、その家に侵入するというコンセプトが面白いですね。
「緑の回廊」を進む
会場は「緑の回廊」から始まる8つの部屋に分かれた展示室で構成されています。
それぞれの部屋には、引退を決意したという大どろぼうの正体を巡るさまざまなモノが展示されており、来場者の想像力をかき立てます。
「赤の隠し部屋」には3世代が集めたという泥棒コレクションが
また各部屋ごとの照明が効果的で、子どもたちは大どろぼうの家のちょっと不気味であやしい雰囲気を楽しんでいました。
何気なく展示されている一つひとつに意味が隠されているのでぜひ隅々まで見てみてください。
「青の応接間」のディレクションはブックディレクターの幅允孝さん
本展には絵本作家のヨシタケシンスケさん、イラストレーターの伊野孝行さん、ブックディレクターの幅允孝さんなど、各ジャンルから多数のクリエーターが参加しており、「どろぼう」をテーマにした豪華キャストによる共演も大きな見どころの一つです。
「トリコロールの廊下」に置かれたヨシタケシンスケの本
「トリコロールの廊下」には、ヨシタケシンスケさんが描いた絵本の原画が並んでいます。
引退を決めた大どろぼうは後継者を育てるための絵本を作るため、絵本作家のヨシタケシンスケを盗むことに成功したようです。
さまざまな設定が来館者を大どろぼうの世界に誘ってくれます。
「光の蔵」の狭い通路を進む
最後の部屋「光の蔵」は無数のお宝が眠る秘密の部屋です。
その一番奥にはどろぼうを目指す子どもたちが訓練に励むどろぼうジムがあります。
まずは展示台の下をぬき足、さし足、しのび足。失敗すると音がなるので要注意。
どろぼうジムのようす
最後は張り巡らされた赤外線を抜ける訓練。
無事に通り抜けることができれば最後のお宝が待っています。
そんな映画などで一度は目にしたことがある場面を実際に体験できます。
「銀の庭」にはどろぼうが盗んだ谷川俊太郎の詩が
「どろぼう」という存在を通して人間の不思議さやおもしろさを考えるというユニークな展覧会でした。
家主である大どろぼうの登場はありませんが、その存在感をひしひしと感じる仕掛けが秀逸です。
谷川俊太郎の詩を盗むくらいですからきっとロマンチストなのでしょう。
緩衝材を使った遊具
なお、同施設にある「PLAY! PARK」では、現在緩衝材を使ったブランコなど大型遊具が登場しており、展覧会の関連企画も予定されています。
ミュージアム鑑賞後は思いっきり体を動かして遊んでみてはいかがでしょうか。