ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢/愛知県美術館

国内初展示や限定グッズも!ファン・ゴッホの夢を繋いだ「家族」の物語【愛知県美術館】

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2026年1月21日

国内初展示や限定グッズも!ファン・ゴッホの夢を繋いだ「家族」の物語【愛知県美術館】

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」展示風景

愛知県美術館にて、「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が開催中です。

世界中で愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。彼が稀代の画家として知られるようになった背景には、彼の弟をはじめとした家族たちの献身がありました。

ゴッホの家族に焦点を当てた日本初の展覧会が、この名古屋会場でついにフィナーレを迎えます。

弟からその妻、息子へ。
ファン・ゴッホ家が守り抜いた奇跡のコレクション


フィンセント・ファン・ゴッホ《種まく人》1888年11月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

今や世界中で愛される画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。しかし彼が評価されるようになったのは没後になってからのことです。

売れない画家だったゴッホを支えたのは、彼の弟であるテオ・ファン・ゴッホ。兄の絵を信じたテオは、兄と頻繁に手紙を送り合うだけでなく、経済面でも兄を全面的にサポートしました。

弟の支えがあったからこそ、ゴッホはわずか10年で2000枚を超える作品を世に送り出せたのです。


フィンセント・ファン・ゴッホ《麦を束ねる農婦》1889年9月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

没後のゴッホを一大芸術家に押し上げるため奔走したのが、テオの妻であるヨーと、その息子のフィンセント・ウィレムです。

ヨーはゴッホ不遇の時代にもめげず、画廊や美術館で何度もゴッホの個展を開きました。20年以上の尽力の末、ゴッホの作品はロンドンのナショナル・ギャラリー(国立美術館)に収蔵されます。ゴッホ家の悲願を叶えたヨーは、そのわずか1年後にこの世を去りました。ゴッホの作品に囲まれて育ったフィンセント・ウィレムは母の遺志を引き継ぎ、後世にゴッホの作品を残すために尽力。1973年、国立フィンセント・ファン・ゴッホ美術館(現ファン・ゴッホ美術館)の開館まで至ります。


フィンセント・ファン・ゴッホ《モンマルトルの菜園》1887年 アムステルダム市立美術館
Collection Stedelijk Museum Amsterdam, gift of the Association for the Formation of a Public Collection of Contemporary Art in Amsterdam (VVHK), 1949

本展では、俳優・アーティストの松下洸平さんによる音声ガイドも行われています。

作品解説だけでなく、ゴッホやテオになりきり手紙を読むシーンなども収録されており聞きごたえ抜群。ゴッホ家の話を深く知りたい方は必聴です。

初期から晩年まで一気見!
ゴッホの生涯を30点以上の作品で辿る


フィンセント・ファン・ゴッホ《グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶》1886年8-9月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

本展は、画集や図録では決して伝わりきらない、ゴッホの描いた油絵の立体感や臨場感を間近で感じられる貴重な展覧会です。とくに、本展のメインビジュアルの『画家としての自画像』は必見の価値あり。


フィンセント・ファン・ゴッホ《画家としての自画像》1887年12月-1888年2月》ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

私には、このゴッホは、病に侵され顔色の悪い姿に見えました。しかし、ヨーの捉え方はむしろその逆。「本人の印象にもっとも近い、血色の良い姿」だと評しました。それは義理の兄を元気づけるための方便だったのか、本心なのか。

会場を訪れる方には、ぜひこの自画像とじっくり向き合っていただきたいです。


フィンセント・ファン・ゴッホ《エティエンヌ=リュシアン・マルタンの肖像》1887年11月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

こちらは、パリのクリシー大通りにある食堂「デュ・シャレ」の店主を描いたとされる肖像画。ファン・ゴッホはここの常連で、縁あって店内で作品を展示したこともあったようです。

名作『花咲くアーモンドの木の枝』も、元は甥の誕生を記念して描かれた作品だったそうです。

「一人が好き」「変わり者」――オランダを代表する画家になんとなく抱いていたイメージは、この展覧会を通じてガラリと変わりました。


「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」展示風景

本展の最後には、ゴッホの作品を高精細画像で3DCG映像化した「イマーシブ・コーナー」があります。

あまたの名作たちを映像ならではの大胆な視点から観られる、ゴッホファン必見のコーナーです。

今日からあなたもゴッホ推し!?
名古屋展限定グッズも目白押し

本展は、大阪・東京と続いた巡回の最後の地です。

こちらのお菓子缶は、オンラインショップでの販売もない名古屋会場の限定商品。ブローチのようなキラキラしたデザインは、「花咲くアーモンドの木の枝」をイメージしており、中身を食べた後もそのままインテリアとして飾りたい美しさです。

オンラインショップでは即完売したというすみっコぐらしコラボぬいぐるみも、会場ならまだ手に入るかも。狙いのグッズがある方は、ぜひ愛知県美術館に直接訪問し「推し活」を楽しんでくださいね。

※一部商品は購入個数制限を設けることがございます。
※商品は一時欠品・完売となる場合もございます。

ファン・ゴッホ家の家族愛をその目で感じて


「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」展示風景

兄・ゴッホを信じ、経済面でも生活面でも彼を一心に支えた弟・テオ。テオと結ばれる前は絵画の知識は皆無だったにもかかわらず、生涯をゴッホの作品の普及に捧げたテオの妻・ヨー。

そしてゴッホのコレクションの保守に努め、美術館の開館にこぎつけた二人の息子フィンセント・ウィレム。

家族が繋いだ絵画への情熱のバトンを知ることで、ゴッホの絵はもっと愛おしく感じられるはずです。愛知県美術館に足を運び、ゴッホの世界にどっぷりハマってみませんか。

Exhibition Information

展覧会名
ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢
開催期間
2026年1月3日~3月23日
会場
愛知県美術館
公式サイト
https://gogh2025-26.jp