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ハローキティ誕生50周年!「キティとわたし」を紐解く展覧会
2024年11月21日
THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語/森アーツセンターギャラリー
※撮影写真は報道内覧会にて、すべて特別な許可を得て撮影しています。
スサノオノミコト、源義経、弁慶、武田信玄、上杉謙信・・・。武勇伝説や軍記物語に登場するヒーローたちを描いた「武者絵」を紹介する展覧会が、森アーツセンターギャラリーにて開催中です。
本展では、世界屈指の日本美術コレクションを有するボストン美術館の所蔵品から厳選した武者絵118点と、その作品とリンクする刀剣や鐔(つば)を展示。 武者絵の世界を多角的に鑑賞できる展覧会となっています。
そんな見どころたっぷりの「THE HEROES 刀剣×浮世絵」展。
本記事では、展示を見る前に知っておきたいことや、必見の展覧会オリジナルグッズ、そして東京を一望できる見晴らしのいいレストランで展開中のコラボメニューまで、気になる情報を紹介します。
※展覧会詳細はこちら
ニューヨークのメトロポリタン美術館と並び、全米屈指の規模と歴史を誇るボストン美術館。1870年に創設された同館は、2021年に創立150周年を迎えました。
なかでも約10万点といわれる日本美術のコレクションは、日本国外の美術館としては質・量ともに世界一とのこと!
ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語 展示風景より
日本美術の研究家ウィリアム・S・ビゲローらの個人コレクションをベースに、多くの寄贈を受けてコレクションを拡充。現在では、浮世絵版画は約5万点、刀剣は約600口を所蔵し、世界屈指の日本美術コレクションを有する美術館として知られています。
武者絵とは、『平家物語』などの軍記物語や武勇伝説をテーマに描かれた絵画のこと。古くは絵巻や絵馬などに描かれていました。
江戸時代に入ると、武者絵は浮世絵版画にも描かれるようになり、その人気は庶民にまで広がりを見せます。当時の子どもたちも浮世絵に描かれた共通のイメージから、英雄が活躍した物語の内容を理解していたのだそう。
子どもでも理解しやすいように描かれた武者絵は、菱川師宣(ひしかわ もろのぶ)や歌川国芳、月岡芳年といった有名絵師たちによって描き継がれ、今なお多くの人びとを魅了しています。
ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語 展示風景より
本展では、ボストン美術館が所蔵する浮世絵版画コレクションの中から、選りすぐった武者絵118点を展示。すべて日本初出展となります!
今回は、インスタグラマーとして活躍されている中島絢乃さんと一緒に展覧会を取材してきました!
もともと美術館や博物館が好きだという絢乃さんは、刀剣や武者絵に興味津々! 六本木ヒルズ森タワー52階にあるギャラリーに着くまで、公式サイトでお目当ての展示作品もチェックしていたそうです。
題材となった物語の時代に沿って武者絵を展示し、個性あふれるヒーローたちの物語をたどっていく構成となっている本展。
作品は保存状態も良く、摺られた当時の色合いを保っているため、色鮮やかで思わず見入ってしまうような作品がずらりと並びます。
そんな本展の見どころをピックアップしてご紹介します。
(左上)土蜘蛛退治図鐔 銘 嘉永元戊申葉月応需 美も利(印) 嘉永元年(1848) William Sturgis Bigelow Collection
(左下)土蜘蛛退治図鐔 銘 松涛軒吾竹貞勝(花押) 明治時代(19世紀) Charles Goddard Weld Collection
(右)歌川国芳「和漢凖源氏 源頼光 薄雲」 安政2年(1855)9月 William Sturgis Bigelow Collection いずれも、ボストン美術館蔵
刀剣の刀身と柄(つか)のあいだにあるパーツのことを、鐔(つば)といいます。
鐔は、柄を握った手を保護する役割をもつ他に付け替えもできることから、装具としてもさまざまなデザインが作られました。なかには、武者絵に描かれたヒーローをもとにしたデザインもあります。
本展では、鐔のデザインのもとになった武者絵を並べて展示しています。ぜひ注目してみてくださいね。
展示室内では武者絵に描かれた物語の鑑賞ポイントを、漫画家・関口シュン氏による4コマイラストでよりわかりやすく紹介。
こうした4コマイラストや音声ガイドなどでおおよその筋をつかみながら鑑賞すると、より描かれているモチーフや時代背景などが理解できておすすめです♪
源頼光の武勇譚“土蜘蛛退治”
“土蜘蛛退治”(つちぐもたいじ)とは、平安中期から後期の合戦などを取り上げた一般向けの歴史書『前太平記』の中で伝えられている物語です。
歌川国芳「源頼光の四天王土蜘退治之図」 天保10~11年(1839~40)頃 William Sturgis Bigelow Collection ボストン美術館蔵
糸を投げかけて襲いかかるおどろおどろしい大蜘蛛や、刀で斬りかかって立ち向かう源頼光の姿をさまざまな絵師たちが描いています。
歌川国芳や国貞などの有名絵師が描き継いできた“土蜘蛛退治”は、現代でもアニメやマンガといったポップカルチャーのなかで取り上げれることがあるそう。昔から変わらず人気のあるテーマとして知られています。
義経と弁慶の出会いを描いた“五条橋 橋弁慶”
源氏と平家のあいだで戦いが繰り広げられた源平時代。
『平家物語』『源平盛衰記』などの軍記物語としても伝えられているこの時代は、武者絵の画題として好まれており、さまざまな武将やエピソードが絵画化されています。
なかでも、源義経に関するエピソードはいつの時代も大人気! 京都の鞍馬山で天狗を相手に修業していた牛若丸時代から、兄である頼朝に追い詰められ悲劇的な最期に至るまで、多くのエピソードが武者絵として描かれて語り継がれています。
数多くあるエピソードのなかでもとくに人気なものは、主従として運命を共にした牛若丸と弁慶が、京都の五条の橋で初めて出会うシーンを描いた「五条橋 橋弁慶」です。
橋の上で牛若丸と弁慶が戦っているようすをデザインした鐔にも注目! 弁慶の太刀筋をひらりとかわす牛若丸の身のこなしの良さが見事に表現されています。
謙信と信玄の一騎打ち!“川中島の戦い”
川中島は、現在の長野県東北部にあった古戦場です。
戦国時代、犀川と千曲川の2つの川が合流するこのあたりでは、甲斐(現在の山梨県)の武田信玄と、越後(現在の新潟県)の上杉謙信が、12年のあいだに5回も戦ったと言われています。
(左から)歌川国芳「信州川中島大合戦之図」弘化2年(1845)頃/歌川国芳「川中島信玄謙信旗本大合戦之図」弘化2年(1845)頃 いずれも、William Sturgis Bigelow Collection ボストン美術館蔵
戦国を代表する2人の武将が一騎打ちするシーンは、初期浮世絵の時代からもっとも多く描かれてきた画題です。
本作のほかにも、「八岐大蛇退治(やまたのおろち)」で知られる神代の英雄スサノオノミコトや、容姿美麗でありながら松の木を敵にふりかざすほどの怪力の女武者・巴御前(ともえごぜん)など!
魅力的なヒーローたちを描いた武者絵が多数展示されています。
600口もの日本刀を所蔵するボストン美術館。本展では、質・量ともに世界屈指の刀剣コレクションの中から選りすぐった20口を展示しています。
ボストン美術館の所蔵品以外にも、『平家物語』にも登場し、源氏に代々継承されたという「刀 折返銘 長円(薄緑)」や、上杉謙信の愛刀「太刀 銘 来国俊 元亨元年十二月日」などの国内のコレクションもあわせて紹介。
武者絵に関連の深い刀剣が特別出品されています。この機会にぜひ見ておきたい刀剣が勢ぞろいしているのも、本展の見どころのひとつです。
本展の展示作品は、すべて撮影OKとなっています。展示室内には、土蜘蛛退治のシーンを再現したフォトスポットもありますよ。
絢乃さんが土蜘蛛に襲われそうになっているのを、5人のヒーローが助けてくる! こんなふうに、武者絵の世界に入り込んだようなユニークな写真が撮影できます♪
展覧会で撮った写真をSNSでシェアするときは、ハッシュタグ「#TheHEROES展」を付けて投稿してみてくださいね。
会場内の展覧会公式ミュージアムショップでは、武者絵をあしらったポストカードやクリアファイル、トートバッグやTシャツなどのオリジナルグッズが販売されています。
ヒーローたちのかっこいいグッズが並ぶなか、ひときわ目を引くキュートな牛若丸と弁慶のプラッシュに絢乃さんもくぎ付けに!
牛若丸/弁慶プラッシュ(2種類)各1,540円(税込)
五条の橋で運命的な出会いをきっかけに、かけがえのない相棒となった牛若丸と弁慶。どちらか1つだけでも可愛いけれど、2つ一緒に持ち歩くとさらにインパクト大かもしれません♪
あなただけのオリジナル 頼光スカジャン
スカジャン「源頼光」(受注商品)187,000円(税込)
源頼光と酒吞童子の戦いを絵刺しゅうで描いた「頼光スカジャン」も人気商品なのだそう!
絵刺しゅうは、熟練の職人が手作業で描いています。あなただけの「頼光スカジャン」も、いかがでしょうか。
なお、「頼光スカジャン」は受注販売となります。
このほかにも、プレゼントにもおすすめの可憐な「和三盆 橋弁慶図鐔」や、日本刀の原料となる玉鋼を模したビスコッティなど、ユニークなお菓子も販売されています。
バリエーション豊かなグッズの中から、お気に入りを探してみてくださいね。
会場と同じフロアにあるレストラン「THE SUN & THE MOON」では、期間限定のタイアップメニューが登場!
(左)信玄 紅のデザート 四菱(前期:~2月20日)
(右)義経 春のデザート 薄緑 (後期:2月21日~3月25日) いずれも、1,600円(税込)
2月20日(日)までは、上杉謙信と武田信玄。2月21日(月)から3月25日(金)からは、義経と弁慶をイメージしたカクテルやデザートを楽しむことができます。
カラーや産地にもこだわりの感じられるメニューは、写真映えもバッチリ。52階からの眺望も堪能しながら、推しのヒーローに思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
(左手前)上杉謙信のサムライカクテル/(左奥)武田信玄のウイスキーサワー(前期:~2月20日)
(右手前)源義経のリンドウカクテル/(右奥)弁慶のブラックカクテル(後期:2月21日~3月25日)
いずれも、1,600円(税込)
2022年1月21日(金)より東京都のまん延防止等重点措置に則り、上記のカクテルに代わり、以下のノンアルコールドリンクが提供されます。
上杉謙信のサムライドリンク(ノンアルコール)1,300円
※デザートとのセットの場合は、ドリンクは1,100円
武田信玄のドリンク(ノンアルコール)1,300円
※デザートとのセットの場合は、ドリンクは1,100円
展覧会アンバサダーを務めるのは、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズでも人気を博した俳優の黒羽麻璃央さんです。
音声ガイドや特別番組への出演、会場内では特別映像も上映されています。こちらもお見逃しなく!
さらに、音声ガイドのナレーションを担当するのは、声優の小西克幸さんです。
臨場感あふれるナレーションを聞きながら鑑賞すると、より武者たちの物語に没入できること間違いなし! また、小西さんは、展覧会公式サイトで公開中の全4種の特別映像のナレーションも担当しています。
展覧会の予習はもちろん、鑑賞後も展示作品について復習できるような内容です。こちらもぜひチェックしてみてください。
ボストン美術館所蔵 THE HEROES 刀剣×浮世絵-武者たちの物語公式サイト
ボストン美術館の誇る日本美術コレクションの名品から、武者絵の世界をひも解く本展。
浮世絵や刀剣好きな方はもちろん、日本史や妖怪に興味のある方など、幅広い方に楽しんでいただけそうな展示内容になっています。
長く愛され続けてきたヒーローたちに会いに、ぜひ会場へ足を運んでみてください♪
なお、本展は混雑緩和のため、事前予約制を導入しています。
当日、日時指定枠に空きがあれば事前予約なしで入館もできますが、数に限りがあるとのこと。専用オンラインサイトから「日時指定券」の購入・予約をしておくことをおすすめします。
詳しくは展覧会公式サイトをご確認ください。