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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
空箱職人はるきる展 Miracle Package Art/そごう美術館
プリングルズやコアラのマーチ、ムーンライト・・・私たちの身近にある見慣れたお菓子の空き箱を、驚きのアート作品に変身させる空箱職人はるきるをご存じでしょうか。
学生時代にTwitterで発表した作品が大きな話題を呼び、国内にとどまらず世界中にファンがいる今注目のアーティストのひとりです。
プリングルズの紳士たち
現在、そごう美術館にて「空箱職人はるきる展 Miracle Package Art」が開催中です。
本展では、SNSで人気の作品から初公開最新作まで約60点を展示。さらに、制作過程の映像や解説とともに作品を紹介します。
※展覧会詳細はこちら
1997年、名古屋に生まれた空箱職人はるきる。祖父母がスーパーマーケットを営んでいたことから、子どもの頃からお店にあったチラシや空箱を使って、戦隊ヒーローが使う剣や変身ベルトなどを作って遊ぶ、工作が大好きな少年だったそうです。
本格的にペーパークラフトを学ぶために、神戸芸術工科大学アート・クラフト学科に入学。その在学中に「明治ザ・チョコレート」の箱でロボットを作ったのをきっかけに空箱工作をはじめ、作品をTwitterで発信し始めます。その投稿は毎回大きな話題となりました。
卒業後は本格的に作家活動をはじめ、現在は新作を制作しながら企業とのコラボレーションも行うなど、注目されているアーティストのひとりです。
世界中で愛されているポテトチップス、プリングルズ。フレーバーによって色分けされたパッケージは日本でもおなじみにですね。
緑のプリングルズで作品を制作し、Twitterで発表したところ「30万いいね」がつき、それを知ったメーカーからThank youカード&アソートパックが届いたのだそう! その届いた商品も、すぐに新たにキャラクター設定をして制作。紳士たちとして再発表しました。
プリングルズの紳士たち 撮影:市瀬真以
緑は「リーダー」、赤は「イケイケ」、青は「クール」、紫は「変わり者」、黄色は「おちゃめ」とそれぞれのキャラクターを指先までポーズをつけて表現しています。紳士らしく、スーツ姿にポケットチーフをつけていたり、靴や靴紐などの細部にも注目です!
無調整豆乳のふくろう
キッコーマン豆乳のパッケージには、「明るく健康な未来」を表す赤い太陽と、「希望と躍動感に満ちた生命」を表す黄色い鳥、そして「豊かな自然の象徴」である緑の森が描かれています。
はるきるは、パッケージに書かれている文字とイラストを余すところなく使って本作を制作しました。
奥行きのある目や鋭い爪など、リアルさにこだわった本作。ふくろうの羽のボリューム感には圧倒されます。
日清食品グループの人気商品「カップヌードル」の発売50周年を記念して限定発売された「カップヌードル スーパー合体シリーズ」。そのパッケージの近未来的な質感を生かし、合体サイボーグにした作品です。
カップヌードルの融合戦士
カップヌードルの容器の内側は接着剤を弾く材質のため、カッターで傷をつけて接着剤を浸透させたり、表面の素材だけ剥がしたりと、加工に苦労したのだそう。
戦隊モノを連想させる展示台に並ぶ作品は、とてもカッコよかったですよ!
会場内は写真撮影OKですので、お気に入りのアングルで写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
なお、商品パッケージは作品制作当時のものになります。パッケージの変更、販売終了の商品もあります。
使い終わったら捨てられてしまうことの多い「空箱」を、驚きのアート作品に変身させる空箱職人はるきるを紹介する本展。
普段、何気なく見ているパッケージに書かれている商品説明の文字やキャラクター、色づかい、素材など、知っているようで知らなかったパッケージデザインと商品の魅力にあらためて気づかされますよ。