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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
五十嵐健太 飛び猫写真展/郵政博物館
郵便や通信の歴史・文化を紹介する郵政博物館。同館では、国内外の郵便および通信に関する資料約400点を所蔵するほか、日本最大となる約33万種の切手を展示しています。
そんな郵政博物館の魅力を、スフマート編集部が徹底取材してきました!
私たちの生活の中で欠かせない郵便や通信の歴史や文化について、豊富な資料から紹介する郵政博物館。同館は、日本郵政株式会社が設置・運営する博物館です。
明治35年(1902)年に万国郵便連合(UPU)加盟25周年記念祝典行事の一環として、逓信省(*)が開館した郵便博物館が起源とされています。
その後、移転や改称を経て、2014年3月1日に現在の押上の東京スカイツリータウン・ソラマチで「郵政博物館」として開館しました。
*逓信省(ていしんしょう):郵便・電信・灯台業務などの事務を主管した旧中央行政機関。1949年郵政省と電気通信省に発展解消しました。
郵政博物館では、「エンボッシングモールス電信機」「ブレゲ指字電信機」「エレキテル」の3つの重要文化財(*)を含む、郵政や通信関係の資料約400点所蔵するほか、日本最大となる約33万種の国内外の切手コレクション展示!郵便と通信の文化や歴史を分かりやすく紹介しています。
*重要文化財は、文化財保護のため2023年1月現在は展示されていません。
郵便と聞いて真っ先に思いつくのは、街中に建つ赤いポストではないでしょうか。
現在は四角いポストが主流ですが、一昔前までは丸いポストがよく見られました。同館では、ポストの復元展示を通して、その移り変わりについてを紹介しています。
日本で郵便制度が始まった明治4年(1871)に、日本初のポストが誕生します。写真奥の屋根のついた木製のポストは、書状(手紙)を集める箱であることから「書状集め箱」と呼ばれていました。
ちなみに、郵便開業当初はまだポストは赤い丸形ではなく黒塗りの角柱型でした。明治34年(1910)に、私たちのよく知る「赤い丸形ポスト」が登場します。
俵谷式ポスト(復元)
従来の木製で黒塗りの形とは異なる俵谷式ポストは、火災などの災害に強い鉄から作られています。
赤色で円筒形の理由は、街中で人の目につきやすくするためと、通行の邪魔にならないようにするためなのだそう!今では四角いポストが主流となっていますが、観光地などでは丸形のポストが街の景観にあうということで、変わらず活躍しています。
見かけたらついつい、写真を撮りたくなるかわいらしいデザインですよね◎
年始の挨拶で欠かせない年賀はがきのほとんどには「お年玉くじ」が付いています。今年もらった年賀状のお年玉くじの当選番号を確認した人も多いのでは?
年賀状の楽しみのひとつである「お年玉くじ付き年賀はがき」が初めて発行されたのは、昭和24年(1949)12月1日でした。考案者は大阪で仕立て屋を経営していた林正治さん。
林さんは、戦争により通信が途絶え、互いの消息が分からなくなってしまったことを、年賀はがきが復活すれば解決すると考えたのだそう。
その際、年賀はがきにお年玉くじを付け、寄付金をつけたら夢もあり、社会福祉のためにもなると考え、その案が採用されて現在の「お年玉くじ付き年賀はがき」となりました。
郵政博物館では、日本最大の収蔵数を誇る世界中の切手約33万種を展示しています。
これらの切手コレクションについて、どのように収集したのかを同館の広報担当の方に聞いたところ「UPUの加盟国は、自国で新しい切手を作成した際にその切手をUPUに提出します。当館では他国の切手を特注のケースに保管し、展示をしています。」とのこと!
世界の変わった切手はもちろん、国内で限定販売されていた珍しい切手などを観ることができますよ◎
知ってそうで知らない郵便や通信の歴史と文化が学べる郵政博物館。
「とうきょうスカイツリー駅」および「押上(スカイツリー前)駅」から下車すぐと、アクセスもしやすい博物館です。雨にも濡れることなく1日中楽しめますよ◎
また、受付近くには東京スカイツリーの形をしたポストも設置!
こちらに投函された郵便物には、東京スカイツリーの印影が入った向島郵便局の風景入日付印が押印されます。
来館の記念になることはもちろん、遠方に住む知り合いに東京ならではの特別な日付印をプレゼントとしても最適です♪
また、同館では2023年3月21日まで「五十嵐健太 飛び猫写真展 同時開催 もふあつめ展」も開催中。
期間中は、世界の猫切手の展示や“ネコフリマ” “ワークショップ”“押印サービス”など猫と郵便にまつわる楽しい催しも目白押しです♪こちらもお見逃しなく。