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写真展「東京オリンピックに沸いたあの頃の海辺」
昭和30年代、東京は戦後復興期を経て高度経済成長期を迎えました。当時は昭和39年のオリンピックの開催を目前にし、交通網などのインフラの整備、公共マナーの向上運動など、街の風景や人々の生活が大きく変わった時代でした。急速な生活水準の高まりとアジア初のオリンピックに人々の心は高揚し、日本全体が沸き立っていたことでしょう。
その一方で、大田区の沿岸域には江戸時代から海苔養殖や漁業を行ってきた街が広がり、そこで暮らす人々の日常がありました。しかし、昭和37(1962)年に港湾整備のための漁業権放棄が決定し、東京内湾での漁業の歴史に終止符が打たれたのです。そして、同時期に進められたオリンピックの交通網整備に伴い、羽田空港を有する大田区周辺の海辺の風景は一変していきました。
本展示では、東京オリンピックの開催前後に撮影された大田区の海辺の暮らしの写真や、オリンピックを契機に急速に変貌した地域の風景写真を展示します。写真を通して、当時の大田区沿岸部の暮らしぶりや街の風景の変化などを振り返ります。
Event Information
- 展覧会名
- 写真展「東京オリンピックに沸いたあの頃の海辺」
- 開催期間
- 2021年7月20日~11月14日 終了しました
- 開館時間
- 09:00~17:00
- 入館料
無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 大森 海苔のふるさと館