東京都
大森 海苔のふるさと館
昭和38(1963)年春、大田区をはじめとする東京都沿岸での海苔養殖は、その長い歴史に幕を閉じました。江戸時代の中頃から作り始められた大田区の海辺の海苔は、味・量ともに全国一を誇り、ここから全国へ海苔生産方式が伝えられました。長らく先駆的役割を果たしてきた“海苔のふるさと”です。
平成20(2008)年、「大森 海苔のふるさと館」は、海苔の“本場(ほんば)”とも称されたこの地に開館しました。国指定の重要有形民俗文化財「大森及び周辺地域の海苔生産用具」(881点)を含む約150点の資料の展示を中心とした、地域文化の伝承と創造の場の誕生です。
大田区の沿岸部の人々にとって、“海苔はふるさとのシンボル”であり、養殖が終わった今でも語り尽くせぬほどの心の財産となっています。また、そうした“海苔”にあらためて注目することが、海辺の自然・四季の変化にも目を向けていただく機会となれば幸いです。
Information
- 住所
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〒143-0005
東京都大田区平和の森公園2-2
- アクセス
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・京急線「平和島」駅から約徒歩15分(駅に地図があります)
・JR「大森駅」東口9番乗り場から「平和島循環」バスに乗り、「平和島五丁目」下車徒歩約3分(バスを降りて左、すぐの角を右へ)
※バスの運行数が少ないのでご注意ください。時刻表は、京急バスのサイトでご確認ください。
・東京モノレール「流通センター」駅から徒歩約15分
- 最寄り駅
- 平和島駅
- お問い合わせ
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