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うるはしのかな-平安古筆から現代まで
令和4年に開館30周年を迎える成田山書道美術館は、江戸時代から現代の書を中心に、天平時代の古写経や平安時代の古筆、中国の多様な拓本類も充実しています。今回の展覧会ではそのなかでも仮名に注目し、流麗な平安古筆から現代の大字仮名の作品までを収蔵品を中心に紹介します。時代を追って展覧できることが同館のひとつの特質です。
仮名は女手、かりな、かんなとも呼ばれ、中国から伝わった漢字を簡略化し、日本独自の文字として平安時代に完成しました。そこには日本人ならではの美意識が集結されています。
本展では、松﨑コレクションの平安鎌倉時代の古筆、伊藤鳳雲コレクションの古筆や桃山江戸の書をはじめ、明治時代に御歌所で活躍した大口周魚を周辺資料とあわせて特集展示します。戦後は展覧会場に見合った大きな作品を望むようになり、大字仮名が主流になっていきました。書風や線質、筆や紙などの用具、表装にまで工夫をこらし、表現の幅を広げていきます。初詣とあわせて、時代とともに変化する華やかな仮名の世界をお楽しみください。
Event Information
- 展覧会名
- うるはしのかな-平安古筆から現代まで
- 開催期間
- 2022年1月1日~2月20日 終了しました
- 開館時間
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09:00~16:00
最終入館は15:00
※ただし正月三が日は開閉館とも30分延長
- 休館日
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月曜日 ただし2022年1月3日、1月10日は開館し、1月11日は休館
- 入館料
大人500(350)円 高・大学生300(200)円 中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金
- お問い合わせ
Venue Information
- 会場
- 成田山書道美術館
- 主催
- 成田山書道美術館