これから開催

縦と横

くらべてわかる表現の違い

川端龍子「愛染」昭和9年(1934)
足立美術館蔵

竹内栖鳳「獅子」明治37年(1904)頃
足立美術館蔵

日本画を鑑賞していると、様々な形の作品があることに気付きます。例えば、掛軸は本紙(絵や書が描かれた部分)の形が縦長のものや横長のものがあり、屛風や襖は横に広がる形です。真っ直ぐに伸びる植物、広大な風景など、画家たちは題材の見せ方によって縦長・横長の構図を選択し、時にはモチーフの不要な部分を大胆に切り取ることで、斬新な画面を生み出しています。縦と横、それぞれの構図を活かした作品からは、画家のおもしろい着眼点や表現力の高さがうかがえます。

本展では、横山大観や竹内栖鳳ら近代日本画の巨匠たちの作品の中から、主題を同じくした縦長と横長の作品を並べて展示します。構図によって異なる表現に注目しながら、日本画の奥深い世界をご覧ください。

Event Information

展覧会名
縦と横
くらべてわかる表現の違い
開催期間
2026年12月1日~2027年2月28日
開館時間
09:00~17:00
休館日
年中無休
入館料

大人 2,500 円/大学生 2,000 円/高校生 1,000 円/小・中学生 500 円
◎本料金で本館特別展や日本庭園の他、魯山人館、新館で開催中の展覧会など、すべてご覧いただけます。
◎公立学校が休校日となる土曜日は、小中高生の入館料は無料です(要学生証提示)。

公式サイト
https://www.adachi-museum.or.jp/
お問い合わせ

0854-28-7111