これから開催

特別展「生誕150年 木島櫻谷」

木島櫻谷《寒月》(左隻部分)大正元年(1912)京都市美術館

近年再評価が進む木島櫻谷の過去最大規模の回顧展がいよいよ開催になります。

明治10年(1877)、京都の三条室町に生まれた木島櫻谷は、円山・四条派の流れをくむ今尾景年(いまお・けいねん)に画を学びました。自然観察をもとに動物や自然などを抒情豊かに表現した平明な画風で、明治40年(1907)の第1回文部省美術展覧会(文展)で首席となってから6年連続で上位入賞するなど、明治から昭和にかけて日本画壇を代表する一人として活躍しました。

櫻谷は、京が育んだ洗練された感覚、磨きあげた筆技、徹底した写生に基づく確かな描写を下敷きに、動物、花木、山水、歴史など様々な対象を大作から小品まで描き分け、数多くの名作を残しました。一方、その華麗な経歴とはうらはらに、ふだんは地味な着物に粗末な袴姿で暇さえあれば写生に出かけ、また昭和に入ってからは画壇とも一線を引いて漢詩や書に親しむ生活に明け暮れた純朴な人物として知られていました。

没後は長らく顧みられる機会に恵まれませんでしたが、2010年代に泉屋博古館で開催された複数の展覧会などを通して、動物画を中心に再び注目を集めるようになりました。生誕150年を記念して開催する本展は、近年の研究成果をふまえながら、《寒月(かんげつ)》をはじめとする代表作や初公開作品を展示し、櫻谷の画業全体を見渡します。

画の道を真っすぐに生きた櫻谷と私たちの新しい物語が、本展から始まることに期待しています。

※会期中、一部の作品は展示替えを行います。

Event Information

展覧会名
特別展「生誕150年 木島櫻谷」
開催期間
2027年10月2日~12月12日
公式サイト
https://okoku150.jp/
お問い合わせ

075-771-4334

Venue Information

会場
京都市京セラ美術館
主催
京都市、毎日新聞社、京都新聞、 BSフジ、ライブエグザム