終了

自然という書物

―15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート

エレノア・ヴィア・ボイル(画)
『終わりのない物語』
1868年 木口木版(多色) 町田市立国際版画美術館

『キリストの生涯注解』より一葉
1482年頃刊 木版・手彩色
町田市立国際版画美術館

ロバート・ジョン・ソーントン
『フローラの神殿』より「エジプトハス」
1798-1807年刊 銅版(多色)・手彩色
町田市立国際版画美術館

オーブリー・ビアズリー(画)
『アーサー王の死』 1893-94年 ラインブロック
町田市立国際版画美術館

「自然という書物」展は、15世紀から19世紀までの西洋のナチュラルヒストリー(自然誌/博物学)とアート(美術/技芸)のつながりに注目し、人間が表してきた自然のすがた・かたち(画像)を紹介する展覧会です。

古くから人間は自然物や自然環境―動物や植物、肉眼では捉えることができない微小な生物、地球上の地勢や地質などを記録してきました。言葉と絵によって描写された自然の似姿の普及に、活字と版画などの印刷技術が大きな役割を果たしてきたことも特筆すべきでしょう。さらに自然は美術の霊感源となってきました。美術の表現手法が、自然の図解に用いられてきたことも見逃せません。

ナチュラルヒストリーとアートの混淆によって西洋の紙上に築かれてきた、自然のすがた・かたちのビオトープ(生息空間)ともいうべき世界を、この機会にぜひご堪能ください。

前期:3月18日~4月16日
後期:4月18日~5月21日
※前・後期で一部の展示替えと書籍のページ替えをおこないます。
※適宜ページ替えをおこなう書籍があります。

Event Information

展覧会名
自然という書物
―15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート
開催期間
2023年3月18日~5月21日 終了しました
開館時間
10:00~17:00
※土・日・祝日は~17:30まで
※いずれも入場は閉館30分前まで
休館日
月曜日
入館料

一般 900円(700円)、大学・高校生 450円(350円)、中学生以下は無料
※( )内は20名以上の団体料金
※初日3月18日(土)と開館記念日4月19日(水)は入場無料
※シルバーデー(毎月第四水曜日)3月22日と4月26日は65歳以上の方は入場無料
※身体障がい者手帳、愛の手帳(療育手帳)または精神障がい者福祉手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は半額

公式サイト
https://hanga-museum.jp/
お問い合わせ

042-726-2771

Venue Information

会場
町田市立国際版画美術館
主催
町田市立国際版画美術館
同時開催

ミニ企画展「日本の自然と多色摺木版の世界」
会期:2023年3月15日~6月11日
常設展示室/入場無料