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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
モダン・タイムス・イン・パリ 1925/ポーラ美術館
第1章 機械と人間:近代性のユートピア」より Photo by Ooki JINGU)
ポーラ美術館では、2024年5月19日まで、「モダン・タイムス・イン・パリ 1925―機械時代のアートとデザイン」を開催中です。
1920年代、フランスの首都パリをはじめとした欧米の都市では、第一次世界大戦からの復興によって工業化が進み、「機械時代」(マシン・エイジ)と呼ばれる華やかでダイナミックな時代を迎えました。
本展では、1920年代のパリを中心に、ヨーロッパやアメリカ、日本における機械と人間の関係性を多彩な作品や資料約170点によって紹介します。
第1章 機械と人間:近代性のユートピア」より Photo by Ooki JINGU)
1920年代には、自動車や航空機という機械が急速に普及します。
フェルナン・レジェやコンスタティン・ブランクーシ、そしてシュルレアリスムの作家など、この時代のアーティストによる機械への賛美や反発を、AIが人類の知能を超える「シンギュラリティ」(技術的特異点)が到来しようとする現代と重ね合わせて見なおします。
第1章 機械と人間:近代性のユートピア」より Photo by Ooki JINGU)
1920年代を代表する装飾スタイル「アール・デコ」は、異国趣味や古典回帰、現代主義(モダニズム)など、多くの価値観が混在して生み出されました。
「第2章 装う機械:アール・デコと博覧会の夢」より Photo by Ooki JINGU)
本展では多面的なアール・デコのなかでも「モダン」(現代的)な側面に注目し、産業技術や都市の発達という視点から捉えます。
「第4章 モダン都市東京:アール・デコと機械美の受容と展開」より Photo by Ooki JINGU)
日本におけるグラフィックデザイナーの先駆けとなった杉浦非水による、アール・デコ様式の影響を受けたポスターや雑誌の表紙を紹介します。
また、レジェに感化された古賀春江や、機械美に魅せられた河辺昌久ら異色の前衛芸術家の作品により、大正末期から昭和初期にかけての日本のモダニズムを検証します。
「第4章 モダン都市東京:アール・デコと機械美の受容と展開」より Photo by Ooki JINGU)
コンピューターやインターネットが高度に発達し、AIが生活を大きく変えようとする現在。
約100年前の機械と人間のさまざまな関係性に目を向け、これからの機械と人間の関係を考えるきっかけとなる展覧会です。
展覧会公式図録 3,080円(税込)
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