
ハプスブルク家/10分でわかるアート
2024年12月18日
毎年各所で多くの展覧会が開催される4月。美術館巡りが趣味な方はもちろん、この機会にアートに触れてみようと思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、スフマート編集部が4月の美術鑑賞にオススメの「3つの展覧会」をピックアップ。
3展の無料観覧券をセットにして、抽選で5組10名様にプレゼントします!
江戸時代の傑出した出版業者である蔦重こと蔦屋重三郎(1750~97)は、喜多川歌麿、東洲斎写楽といった現代では世界的芸術家とみなされる浮世絵師を世に出したことで知られています。
本展ではその蔦重の活動をつぶさにみつめながら、天明、寛政(1781~1801)期を中心に江戸の多彩な文化を紹介します。
また、蔦屋重三郎を主人公とした2025年の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(NHK)とも連携し、江戸の街の様相とともに、蔦重のさまざまな出版活動についても紹介。
蔦重が江戸時代後期の出版文化の一翼を担っていただけでなく、彼が創出した価値観や芸術性がいかなるものであったかについて迫ります。
公式サイト:https://tsutaju2025.jp/
※当日に限り、特別展「蔦谷重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」の無料観覧券で、同時開催の「浮世絵現代」も観覧可能です。
浮世絵には、隅田川を描いたものが数多くあります。江戸名所を描いたシリーズには必ず隅田川周辺の絵があり、さらには、隅田川周辺のみをテーマとしたものもあります。その他、役者絵や美人画の背景やコマ絵などに小さく描いたものまでもあり、いかに隅田川が絵になる魅力的な川であったかを知ることができます。
本展では、たばこと塩の博物館が所蔵する隅田川に関係する浮世絵を展示し、周辺の社寺、花名所、料亭など、浮世絵に描かれた魅力あふれる隅田川を紹介します。
公式サイト:https://www.tabashio.jp/
大正中期に大阪・天王寺の茶臼山に建てられた住友家の本邸を飾るため、木島櫻谷によって描かれた「四季連作屏風」を全点公開し、櫻谷の絵画表現の特質をライトアップする展覧会シリーズ「ライトアップ木島櫻谷」の第二弾。今回は特に、《かりくら》や《唐美人》をはじめとする櫻谷の人物画にスポットをあてるとともに、まさしく山のように残された櫻谷の写生帖をいつもより増量して展示し、櫻谷の線描の妙を探訪します。
写生する線のスピード感と臨場感、本画には息の長い繊細な線からフリーハンドによる粗放ながら的確な線まで、それは息を飲むほど美しく、その大胆さには溜息をつくほどでしょう。
併せて、公益財団法人住友財団が推進してきた文化財維持・修復事業助成により蘇った作品から、14世紀に描かれた仏画《十一面観音菩薩像》と、狩野山雪の代表作《歴聖大儒像》を展示し、文化財修復の最前線を紹介します。
公式サイト:https://sen-oku.or.jp/tokyo/
4月オススメの3つの展覧会。この機会にぜひ応募してみてくださいね。
【無料観覧券が当選した方へ】
無料観覧券をお持ちの場合でも、日時指定予約が必要な展覧会では、別途各展覧会のチケット購入ページより、日時指定予約のお申し込みが必要な場合があります。
必ず各展覧会の公式サイトで、入館方法をご確認いただいてからご来場下さい。別の券種をお持ちの方は、日時指定予約の必要の有無が変わる場合がありますのでご注意下さい。