これから開催

特別展「すべてを描く萬(よろず)絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」

河鍋暁斎《風流蛙大合戦之図》河鍋暁斎記念美術館蔵
【前期:4月26日~5月11日】※後期は異版を展示

河鍋暁斎《鳥獣戯画猫又と狸 下絵》河鍋暁斎記念美術館蔵

河鍋暁斎《文読む美人図》河鍋暁斎記念美術館蔵

河鍋暁斎《吉原遊宴図》河鍋暁斎記念美術館蔵

河鍋暁斎《美人観蛙戯図》河鍋暁斎記念美術館蔵

河鍋暁斎(かわなべきょうさい、1831-89)は、江戸から明治時代前半に活躍した絵師です。確かな画技と古典学習に支えられ、神仏、美人、風俗、鳥獣など様々な画題を、ユーモアや風刺、妖艶さをも伴う画風で、肉筆画・版画・版本などの形式を問わず描き、その多彩さは”何でも描ける”と喝采されました。そうした画業の根底には、狩野派としての研鑽・矜持があることが、近年再確認されています。

暁斎は数え七歳で浮世絵師の歌川国芳(うたがわくによし、1797-1861)から絵を学び、十歳で狩野派に入門、早くも十九歳で修業を終えました。浮世絵と狩野派、二つの流れに与(くみ)したことが、彼の画業をより彩り鮮やかなものにしているのです。

大阪で初の河鍋暁斎展となる本展は、暁斎の曾孫・河鍋楠美氏が創設し、館長を務める公益財団法人河鍋暁斎記念美術館の所蔵作品を中心に、榮太樓總本鋪蔵「枯木寒鴉図」を特別出陳すると共に、暁斎旧蔵の「戯画図巻」をはじめ、香雪美術館が所蔵する狩野派、中国絵画作品にも触れつつ、正統派絵師として彼を賛える機会を創出します。

本流として彼の画業を捉えることは、徹底するほど、網からこぼれるものが生じます。そこに暁斎絵画の多様性が見出されるかもしれません。

Event Information

展覧会名
特別展「すべてを描く萬(よろず)絵師 暁斎 ―河鍋暁斎記念美術館所蔵」
開催期間
2025年4月26日~6月1日
開館時間
10:00~17:00
(入館は16:30まで)
【夜間特別開館】
5月2日、16日、30日 10:00~19:30(入館は19:00まで)
休館日
月曜日 (祝・休日の場合は開館)、5月7日

入館料

一般1,600(1,400)円、高大生800(600)円、小中生400(200)円
※( )内は前売り・20名以上の団体料金

【割引サービス】
・本人と同伴者一名
朝日友の会(200円引き)、障がい者手帳(半額)
・本人のみ
藪内燕庵維持会(200円引き)、フェスティバルホール友の会(200円引き)、
兵庫県芸術文化協会友の会(200円引き)

【前売券販売期間と場所】
~4月25日:公式HP(オンラインチケット)、中之島香雪美術館、フェスティバルホール・チケットセンター(※10:00~18:00)
主要プレイガイド、コンビニエンスストア
チケットぴあ(Pコード:687₋164)、ローソンチケット(Lコード:57326)

公式サイト
https://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/
お問い合わせ

06-6210-3766

Venue Information

会場
中之島香雪美術館
主催
公益財団法人香雪美術館、朝日新聞社
協力

公益財団法人河鍋暁斎記念美術館

ギャラリートーク

開催日時:5月2日は17:00から、5月17日・5月31日は15:30から(いずれも45分程度)
場所:展示室内にて
参加費:無料 ※入館料が必要です。

こども無料DAY

期間:2025年5月3日~5月6日
この日程に限り小学生~大学生まで入館無料(保護者は有料)
※学生証をご提示ください
※未就学児は会期中無料です