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企画展「船模型が語る大田区の海苔養殖」
東京湾における海苔養殖は、江戸時代中期に大森から品川にかけての沿岸部で始まりました。当時の養殖は、岸から近い遠浅の海にヒビを建てて育てる方法だったことから、長らくベカブネと呼ばれる一人乗りの小舟を漕いで漁場へ行き、海苔を採っていました。
養殖技術の向上に伴い、大型の漁船や荷物運搬用の船を転用していましたが、やがて需要の高まりに応じて専用の「海苔船」が誕生しました。戦後は、各漁家が個別に中型の海苔船を所有するようになり、大森漁業協同組合に所属する海苔船は700艘を超えました。
昭和37年12月、東京港の港湾整備などに伴う漁業権放棄により、大田区の海苔づくりの歴史は幕を閉じました。船は廃棄または転売され、人々の生活から姿を消しました。しかし、海苔のまちの記憶を後世に伝えたいという想いから、船大工や手先の器用な人々が精巧な船模型を製作し、元海苔生産者宅や公共施設などで保管されてきました。
本展では、往時の写真とともに大田区が収集・保管してきたこれらの船模型を展示します。海苔養殖の技術の発展とともに、海苔の船が変貌していった様子をご覧ください。
Event Information
- 展覧会名
- 企画展「船模型が語る大田区の海苔養殖」
- 開催期間
- 2026年4月21日~8月16日
- 開館時間
-
09:00~17:00
(6月~8月は19:00まで)
- 休館日
- 5月14日~28日、6月15日、7月21日
- 入館料
無料
- お問い合わせ
Venue Information
- 関連イベント
●映像上映「大田区の船大工 -中ベカを復元する-」
平成8(1996)年に、大森の元船大工が海苔養殖に使用した中ベカと呼ばれる小型木造船を造船した記録動画を上映します。
日時:2026年7月20日(月・祝)15:00~16:30
対象:どなたでも
定員:当日先着60名
参加費:無料