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2024年11月1日
部屋のみる夢―ボナールからティルマンス、現代の作家まで/ポーラ美術館
ポーラ美術館にて、「部屋のみる夢―ボナールからティルマンス、現代の作家まで」が、2023年7月2日まで開催中です。
Photo: Ken KATO
本展では、19世紀から現代の作家に至るまでの「部屋」にまつわる多彩な表現を紹介。個性あふれる9組の作家たちの作品約50点を展示します。
コロナ禍でのステイホームを経て、部屋という空間への意識や日常における位置付けが変容しつつある今日の私たちの視点で、現代の息吹を伝えるアーティストたちが手掛ける作品とともに、部屋をめぐる多様な表現をあらためて見つめ直す展覧会です。
古くから閉じられた室内で起こる出来事や、窓から差し込む光などは芸術家たちの着想源となり、部屋はさまざまな作品に描かれてきました。
近代化以降、社会的な地位や個人の趣味を反映した部屋の表現は絵画の重要なテーマとなり、数多くの室内画が制作されました。
Photo: Ken KATO
本展では、19世紀末のパリでナビ派の一員として活躍した画家ピエール・ボナール、静けさに満ちた独自の室内画が多く描いたヴィルヘルム・ハマスホイなどの19世紀の作家たちから、草間彌生やヴォルフガング・ティルマンスなどの現代の作家までの約50点の「部屋」をテーマとした作品を展示します。
Photo: Ken KATO
Photo: Ken KATO
部屋にまつわる表現に特徴のある作家たちの作品を鑑賞し、あらためて「部屋」という小さな空間を見つめ直す機会となる展覧会です。
本展では、現代を代表する作家である草間彌生と、ヴォルフガング・ティルマンスの新収蔵作品を初公開します。
© YAYOI KUSAMA
Photo: Ken KATO
草間はこれまでにベッドをモティーフとした作品を2点制作しています。今回紹介されている新収蔵作品《ベッド、水玉強迫》は、そのうちの1点にあたる貴重な作例です。
© Wolfgang Tillmans, Courtesy Wako Works of Art
Photo: Ken KATO
また、《静物、ボーン・エステート》を含む、ティルマンスの写真作品全10点も新たに収蔵!フィルムで撮影された過去の作品から、デジタル撮影を経た近年の作品に至るまでの10点には、彼が日常生活を送るとともに制作に明け暮れる時間を過ごした室内が捉えられています。
こちらの新収蔵品もお見逃しなく!
髙田安規子・政子は、身近な事物や風景を用いて、スケールや時間の感覚を揺るがす緻密なインスタレーションを手がける一卵性双生児のアーティストユニットです。
本展では、室内と屋外をつなぐ窓や扉を取り上げたインスタレーション作品を展示。ステイホーム以降更新されてきたパブリックとプライベートの境界のあり方を問いかけます。
© Akiko & Masako Takada
Photo: Ken KATO
© Akiko & Masako Takada
Photo: Ken KATO
また、昨年に初めて二人展を開催した佐藤翠と守山友一朗は、様式を異にしながらも、これまでにいずれも室内の表現に重きを置いてきました。
コロナ禍の閉塞感により、庭をはじめとする自然への渇望を促されたふたりは、本展展示の新作のなかで閉じられた部屋と開かれた自然との関係を再考しています。
© Midori Sato ©Yuichiro Moriyama
Photo: Ken KATO
© Midori Sato ©Yuichiro Moriyama
Photo: Ken KATO
「部屋」にまつわる表現に特徴のある作家たちの作品から、安らぎの場である部屋について見つめ直す本展。
本展を鑑賞後は、いつも過ごしている部屋が違って見えるかもしれません。
2月25日、3月25日には、担当学芸員によるギャラリートークも開催。展覧会の担当学芸員とともに、じっくりと展覧会を鑑賞してみては?
担当学芸員によるギャラリートーク
日 時:2023年2月25日、3月25日 どちらも14:00~14:40
定 員:30名
会 場:ポーラ美術館 講堂
参加費:無料(ただし、参加には入館券が必要)
※参加を希望の方は、開始10分前に講堂(B1F ミュージアムショップ奥)にお集まりください。
展覧会関連イベントの詳細は、展覧会公式サイトをご確認ください。