塩田千春の作品から他者との「つながり」を考える。圧巻のインスタレーションに注目
2024年10月3日
没後200年 江戸の知の巨星 大田南畝の世界/たばこと塩の博物館
たばこと塩の博物館にて、落語や時代小説などで知られている大田南畝(おおたなんぽ、1749-1823)の展覧会が開催中です。
南畝没後200年を記念する本展では、生涯の節目ごとに南畝を支えた知友で、たばこ屋の平秩東作(へずつとうさく)と蘭奢亭薫(らんじゃていかおる)の紹介を交えながら、南畝の姿に迫ります。
太田南畝は、1749年3月3日に、牛込(新宿区中町)の身分の低い武士の家に生まれました。
南畝は幼少より積み重ねた豊富な知識をもって文芸界でも活躍し、漢詩や狂歌、随筆など幅広い分野で著作を残しています。
江戸文化に興味のある人は、狂歌の名人「蜀山人(しょくさんじん)」という名前で南畝のことを知っている人も多いのではないでしょうか。
その一方で、幕府の人材登用試験を突破し、数え46歳で幕府の文官に登用された後は、江戸のみならず大坂や長崎へも赴任し、有能な幕臣としても重用されました。
同時代の事件、世間のうわさから歴的な典籍まで、目にしたあらゆる事物を書き残した南畝。浮世絵や江戸文学の歴史ひとつとっても、南畝が書き残した記録なしには、今頃多くの事物が埋もれてしまっていたことでしょう。
その功績は計り知れないものです。
本展では、南畝自筆の書物、版本や肉筆画、版画など約180点を通して、幅広く奥深い南畝の業績を7つの章で紹介します。
いくつかある資料の中でも、編集部お気に入りの展示作品はこちら。
《奇々羅金鶏画 三角画(ききらきんけい さんかくえ)》です。
ちなみに、南畝は絵を得意としていなかったそうですが、当時、南畝が描いた「四角絵」は有名でした。
ただ、現在はほとんどが残っていないそうです。
知られざる大田南畝の魅力に迫る本展。
たばこと塩の博物館は、東京スカイツリーのおひざ元にある博物館です。
晴れた日は、こんな感じでスカイツリーを望むことができますよ!
たばこと塩の博物館は、大人・大学生の入場料が100円とお手頃価格で楽しめます♪
天気のいい日はスカイツリーを眺めながらお散歩し、たばこと塩の博物館の展示も堪能してみては?
【近隣ミュージアム情報】