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クロード・モネの世界にひたる。日本初公開作品を含む〈睡蓮〉などを堪能【国立西洋美術館】
2024年11月1日
はじめての BL展/角川武蔵野ミュージアム
最近映像作品などで目にすることが増えたジャンル「ボーイズラブ(BL)」。
これまでは小説やマンガなどで展開されることが多いジャンルでしたが、現在ではテレビやインターネットまで広がり、世界中でBL作品を見ることができます。
では、BL作品はどんな歴史を辿ってきたのか?このマニアックなテーマを深堀りした展覧会が、角川武蔵野ミュージアムにて開催中です。
本展の一部会場ナレーションは声優・森川智之さんが担当しています。
低音で響くイケメンボイスであっという間にBL世界に引き込まれますよ。
展示前半では、はじめてできたBL専門誌『JUNE』について紹介しています。
そもそもBLは、1960年代に森茉莉氏が女性作家としては日本で初めて男性同士の性愛を書いたことに始まるそう。
その後、1970年代に入ってから「少年愛」作品が描かれる中で、1978年に初めての専門誌『JUNE』が創刊しました。
創刊のきっかけとなった元編集長や、同誌を率いた作家から寄せられたエピソードもパネルで紹介。
『JUNE』時代を皮切りに始まったBL文化の発展に迫ります。
本展企画担当の方に聞いたところ、『JUNE』と関係が深い竹宮惠子氏による貴重な原画’は必見だそうです。
繊細なタッチと配色がたまりません。チラシなどでもこの美しいカラーを出すのにとても苦労したそうです!
この深~い青色は是非是非実物を見てほしいとのこと。じっくり見ていると・・・繊細な瞳に吸い込まれそうになりますよ。
BLにあまり詳しくない方でも、「やおい」という言葉はご存じの方も多いのではないでしょうか。
この言葉のルーツは、1979年発行の同人誌(二次創作)だと言われています。「やまなし、おちなし、いみなし」の略語なんだとか。
同人誌ブームが80年代後半から始まると、マンガやアニメ、ゲームなどに登場する2人の恋愛関係を「カップリング」するようになりました。
カップリングを研究家として知られるタルト氏の冊子や、カップリングブームが起こってからのコミックマーケット(コミケ)のサークル配置図を展示。
カップリングの奥深さに触れる展示に注目です◎
これまで専門誌や同人誌などで広く楽しまれていたBLですが、この文化は現在では世界中に広がっています。
スフマート編集部のおすすめ展示は、BLファンに広く読まれる雑誌やコミックの実物展示です。
こちらは一部実際に手に取って中身をチラリとのぞくこともできます。
また、壁一面・年代順に並べられたコミックの展示やメディアミックス化の広がりなどを紹介する展示も必見。
知っている作品、是非見つけてみてくださいね。
メイン会場から出て同フロアにはサテライト会場も!
こちらでは実際に書籍や雑誌などを読むことができます。展示されている作品を座って読めるなんて、贅沢ですよね♪
BLとは何か?好きな方も、ちょっと気になっている方も楽しめる本展。
館内ではブックウォーカーとコラボした、BL作品をお得に購入できるQRコードも展開中です。
また、もっともっとBLについて知りたいという方は、明治大学 現代マンガ図書館にて6月23日から「あさぎり夕 BLの始まり展」が開催予定です。2展ハシゴされてみてはいかがでしょうか?
休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。