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2024年11月1日
「村上隆 もののけ 京都」/京都市京セラ美術館
現代美術の最前線で活躍する村上隆(1962-)の国内では約8年ぶりとなる大規模な個展「村上隆 もののけ 京都」が、京都市京セラ美術館で開催されます。
本展では、村上が活動初期から深い関心をよせてきた江戸時代の絵師たちが活躍し、今もなお、あらゆる芸能と芸術が息づき交わり合う「京都」を舞台に、新たに描き下ろした超大作や、代表的なシリーズ、国内初公開の作品など、約170点を展示します。
(左)京都市京セラ美術館 事業企画推進室 高橋信也氏
(右)作家 村上隆氏
本展開催に先駆け、2023年11月に京都・祇園で記者発表会が開催されました。
ここでは、京舞の「手打ち」と「紅葉売り」を披露。特に「手打ち」は、かつて、村上がとても感動したと言います。
手打ちのようす
記者発表で村上は「手打ち」について、「限られた舞台で奥行きを感じさせるこの表現は、まさにスーパーフラット。長く続くこの伝統が、今もライブで観ることができるのは貴重なことです。」と語りました。
紅葉売りのようす
大学で日本画を専攻していた村上が、江戸時代に京都を中心に活躍した絵師たちの代表作を独自に解釈・引用し、再構築した新作、国内初公開作品を多数展示する本展。
そんな2024年注目の展覧会「村上隆 もののけ 京都」の見どころを紹介していきます。
1000年以上の歴史をもち、四季折々の伝統行事で彩られた古都・京都。今も、世界中から多くの観光客が訪れる日本が誇る観光地です。
本展の導入では、かつて平安京を守護していたとされる四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)の神獣たちをモチーフとした新作と、鐘楼《六角螺旋堂》を展示。
現代美術の第一線で活躍する村上隆の作品から「京都」をひも解きます。
神社仏閣、祭りや遊里、歌舞伎や浄瑠璃を興じる人びとなど、京都のさまざまなシーンが描かれた岩佐又兵衛の「洛中洛外図屏風(船木本)」(東京国立博物館蔵)。
本展では、「洛中洛外図屏風(船木本)」を引用し、描き下ろした全長12mにもおよぶ現代の「洛中洛外図」を展示します。
記者向けのお土産を紹介する村上隆氏
ほかにも、「琳派」を代表する俵屋宗達の《風神雷神図屛風》(国宝・17世紀)の村上版新作も展示予定。
記者向けに、とても可愛らしいサプライズのお土産で、紹介されました。
風神雷神缶クッキー(非売品)
京都・南座のようす
2022年11月、東京・歌舞伎座での市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行で大きな話題となった祝幕《2020 十三代目市川團十郎白猿 襲名十八番》。
本展では、その話題となった祝幕の原画を展示予定です。
(左から)三池崇志氏、十三代目市川團十郎、村上隆氏
本展記者発表会と同日に、京都・南座で祝幕《2020 十三代目市川團十郎白猿 襲名十八番》をお披露目。
村上が描く歌舞伎十八番の力強い世界に圧倒されます。
約170点のうち、ほとんど新作を展示するという「村上隆 もののけ 京都」展。
前売り券は2024年1月5日(金)10:00から販売予定です。詳しくは展覧会公式サイトをご覧ください。
約7カ月にもおよぶ会期中、日本や京都の季節ごとの伝統行事や節句にちなんださまざまな関連プログラムも、実施する計画もあるとのこと!
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