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2024年11月1日
君も今日から考古学者!―横浜発掘物語2024―/横浜市歴史博物館
横浜市歴史博物館にて、「君も今日から考古学者!―横浜発掘物語2024―」が開催中です。
展覧会を読み解くキーワードである「考古学」。
考古学とは、遺跡から見つかるモノを手がかりに、大昔の人びとやその暮らしについて考える学問です。
「場所やモノからどうやって?」「残された文献を読めば分かるよね?」と思う人もいるかもしれません。
では、文字が生まれるよりもっと昔のことについては、どのように調べたらいいのでしょうか?これを考えるのが「考古学」です。
小さな土器のかけらや、わずかに残された遺跡の形などから、当時の人びとの暮らしを探る・・・この学問、ものすご~く地道なんです。
本展では、この「考古学」を、展示室に散りばめられた問題を解きながら追体験できる内容となっています。
本展では、来館者全員にワークシートが配布されます。
また、ショップに販売されているガイドブックやワークブックを活用することで、より考古学について理解することができます。
問題のヒントは、企画展示室、常設展示室に散りばめられています。
行ったり来たりしながら、友達とこれかな?と話し合いながら、よ~く観察して記録していってくださいね。
ガイドブック、ワークブックのオンラインショップはこちら(https://yokohamahistory.shop-pro.jp/)
横浜市では、実はこれまでに2417か所の遺跡が見つかっています。
遺跡が見つかった場所に色を付けた横浜市の地図も展示。こちらには来館者が自分の住んでいる場所にシールを貼ることができます。
担当学芸員によると、横浜市歴史博物館がある都筑区のシールがやはり一番多いのだとか!
展覧会が終わるころには地図が埋め尽くされていそうですね。
20000年以上前の旧石器時代から近現代のものまで、同館が収蔵するごく一部の出土品が並びます。
聞きなじみのある場所から出土されたと聞くと、昔の暮らしにも親近感が湧いてきませんか?
第2章「弥生人に質問だ!」は本展の見どころのひとつです。
横浜市歴史博物館の隣に位置する大塚・歳勝土遺跡公園。この公園の大塚遺跡には、2000年以上前の弥生時代中頃、100人ほどの人が暮らしていたそうです。
このコーナーでは、当日の弥生人の暮らしに迫ります。
例えばこちら。私たちから見ると、黒いかたまりにしか見えませんが・・・
実はこれ、黒こげのおにぎりなんです!CTスキャンで調べると、調理された米がかたまりになってカゴのようなものに入っていたそう。
ちなみに、具は無く海苔も巻かれていないそう。こんな昔からおにぎりが食べられていたなんて、驚きです。
昔の人と私たちの暮らしは、結び付きにくく感じるかもしれません。しかし、昔の人の暮らしがあり、文明が発達してきたからこそ私たちの今の暮らしがあるのだなと、感じるきっかけになりました。
本展では、東海大学との連携により、古代の楽器「笛吹きボトル」も展示されています。
こちらは会場内で音色も聞くことができるので、当時の音楽はどんなだったか知るチャンスですよ。
「考古学」を楽しんだあとは、隣接の大塚・歳勝土遺跡公園に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
歳勝土遺跡
復元されたムラの跡や、お墓の跡を見ることができます。公園なので入場無料なのも嬉しいですね!
横浜市歴史博物館の上階から直結で行くことができるので、是非お見逃しなく。
「横浜発掘物語」シリーズ第8弾となる本展。
会期中はワークショップが沢山開催されます。土偶づくりや発掘体験、竪穴住居モンブランづくりなど!
発掘調査体験(遺跡を掘ろう!)のコーナー。本格的で楽しそう!
詳しくは公式サイトをチェックしてみてくださいね。
https://www.rekihaku.city.yokohama.jp/koudou/see/kikakuten/2024/yokohamahakkutsu2024/