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2024年11月1日
ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展 〈童堂賛歌〉/平塚市美術館
平塚市美術館にて、絵本作家ザ・キャビンカンパニーの結成15周年を記念する初の大規模個展が開催中です。
ザ・キャビンカンパニーは、大分県由布市の廃校をアトリエにし、絵本や絵画、立体作品、イラストレーションなど、日々さまざまな作品を生み出している阿部健太朗(1989-)と吉岡紗希(1988-)による二人組のアーティストです。
2009年のユニット結成以来、40冊以上の絵本を発表してきたザ・キャビンカンパニー。
本展では、活動初期から現在までの絵本原画400点に加え、立体造形、映像作品などを一堂に紹介します。
展示室内はすべて写真撮影・動画撮影OK(*)!
大迫力のザ・キャビンカンパニーの絵本世界をギュッと詰め込んだ、本展の見どころを紹介していきますよ!
*撮影の際は、他の方の迷惑にならないよう十分ご注意ください。
絵本『だいおういかのいかたろう』 (鈴木出版、2014年)で日本絵本賞読者賞を受賞し、2023年には『がっこうにまにあわない』(あかね書房、2022年)で第23回日本絵本賞を受賞するなど、数々の高い評価を得ているザ・キャビンカンパニー。
その活動は絵本の分野に留まらず、舞台美術や「NHK おかあさんといっしょ(Eテレ)しりたガエルのけけちゃま」のキャラクターデザイン、また歌手あいみょんの「傷と悪魔と恋をした!」ツアーパンフレットの表紙及び本文挿絵を制作しています。
そんなザ・キャビンカンパニーの活動を、本展では7つのテーマで辿ります。
展示空間はまるでザ・キャビンカンパニーの大きな1冊の絵本の中に入り込んだかのよう!
ドキドキ・ワクワクするそんな展示空間にも注目です。
どこを切り取っても楽しい本展ですが、スフマート編集部が激推しする展示室は入口から3つ目の部屋「アノコロの国」です。
ザ・キャビンカンパニーの絵本に登場するキャラクターを、立体作品で展示。
また、大分県立美術館にて2023年に開催された展覧会「朝倉文夫生誕140周年記念 猫と巡る140年、そして現在」(会期:2023年6月9日~8月15日)で展示された《明日の門》も、平塚市美術館にやってきました!
また、ボールを入れると楽しい音が鳴る作品もありますよ。
アッと驚くような仕掛けも盛りだくさん!隅々まで観てみてくださいね。
最後の展示室では、新作《童堂賛歌》を展示しています。
本展タイトルと同じ〈童堂賛歌(どうどうさんか)〉は、ザ・キャビンカンパニーが本展のために作った言葉です。
通常であれば、「堂々」とするところをあえて「児童」の「童」にしていますね。
子どもの時間の捉え方や感覚に象徴される「童」と、お堂の「堂」=「万物を受け入れる」という意味が組み合わせているといいます。
さらにここでは、本展メインビジュアルも展示しています。
このメインビジュアルを使用したチラシや図録のデザインは、グラフィックデザイナーの祖父江慎が担当しています。
《童堂賛歌》のカケラが付いた本展公式図録は、平塚市美術館にて販売中です(限定4000部)。
絵本作家ザ・キャビンカンパニーの創作の軌跡を紹介する展覧会「ザ・キャビンカンパニー大絵本美術展〈童堂賛歌〉」。
関東の公立美術館では、初めて開催される大規模個展なのだそう。
また、平塚市美術館の会期終了後は、栃木県、千葉県、そして2025年には大分県へと巡回します。
詳しい情報は、ザ・キャビンカンパニー公式サイトをご確認ください。