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2024年11月21日
ヨシタケシンスケ展かもしれない/そごう美術館
そごう美術館(そごう横浜店 6階)にて、「ヨシタケシンスケ展かもしれない」が2024年9月2日(月)まで開催されています。
2013年、40歳のときに絵本作家としてデビューしたヨシタケシンスケ。ユニークな発想とユーモアあふれる作品は、世代や国境を超えて、多くの人をひきつけています。
ヨシタケシンスケは、絵本作家になる前から、イラストレーターや造形作家として活躍してきました。
1990年代に制作した「カブリモノシリーズ」は、頭にかぶったり身につけたりすることで何かができるようになったり、逆にできなくなったりする道具をテーマにした作品です。
1997年にそごう横浜店9階市民フロアで展示され、当時の作品の一部がこの展覧会でも紹介されています。
初めての大規模な個展となる本展では、約400点以上の原画やスケッチ、愛蔵のコレクションなどを紹介。
絵本の世界を体感できるしかけもたくさんあり、子どもも大人も楽しめる、夏休みのおでかけにもぴったりの展覧会です。
入口を入ると、メインビジュアルに描かれているダンボール製の会場と受付が再現されていて、楽しい始まりの予感。
会場では、ほとんどの作品で写真撮影がOKです。
ヨシタケシンスケは、絵本作家になる前から、歩いているときに見た光景や、ふと思いついたことを小さな手帳にメモして残してきたそう。
会場では、約2,500枚のスケッチが複製され、壁いっぱいに展示されています。
スケッチを眺めていると、こうした日々描きとめてきたことが、彼の自由で豊かな発想の源となって、絵本が生み出されていることが伝わってきます。
人気絵本の原画やアイデアスケッチもずらりと並んでいます。
絵本ごとにコーナーが分かれていて、彼の創作の過程をたどることができます。
「絵本ができるまでの間に、僕の頭の中で起きたこと見てもらえるような空間にするのはどうだろう、と考えて作ったのが今回の展覧会です」(ヨシタケシンスケ)
会場では、あちらこちらに、彼が学生時代に作った立体作品や、大切にしているユニークなコレクションも展示されています。
『りんごかもしれない』紹介コーナーでは、企画段階のやりとりが紹介されています。
ところどころに貼られている黄色い付箋は本人直筆のメモ。これを読むと、作品の理解がさらに深まります。
投げたり、座ったり、歩いたり、体験しながらヨシタケシンスケの世界を楽しめるのも、この展覧会ならではの魅力。
怒る大人にスポンジ製のリンゴを投げる展示では、口にリンゴが入ったときの大人の表情の変化が楽しめます。
『なつみはなんにでもなれる』から、お題を当てるジェスチャーゲームや、『つまんない つまんない』から、つまらない顔をして写真撮影ができるパネルなど、会場には作品の世界に入り込んだような楽しい展示が盛りだくさん。
『このあと どうしちゃおう』というお話に出てくる天国と地獄を立体化した、「てんごくのふかふかみち」と「じごくのトゲトゲイス」は、実際に歩いたり座ったりできます。
ユニークなグッズも展覧会の楽しみのひとつ。
ミュージアムショップでは、展覧会でボツとなった企画やアイデアも収録した図録のほか、ヨシタケシンスケのイラストをモチーフにしたぬいぐるみやTシャツなど、展覧会限定のオリジナルグッズがたくさん用意されています。
会場には、さまざまな「かもしれない」プラカードを持ったイラストパネルが並んでいます。
「この展覧会でいいたいことがあるとすれば、人生何が起きるかわからないということ。タイミングとか時代とかで、自分が何かの役に立ったり、一番向いていないと思うことになったりするかもしれない。そんな幅の広さみたいなことを感じてもらえるとうれしいです」(ヨシタケシンスケ)
ユーモアと深いメッセージが込められた彼の作品は、さまざまな「かもしれない」という可能性があることを教えてくれます。
日常の風景が少し違って見えるようになるかもしれない展示を、ぜひ会場で楽しんでみてください。
*ご入館前にそごう美術館ホームページおよび会場入口掲示の「ご入館の際のお願い」をご確認ください。
*展覧会・イベントの中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。
*最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご確認ください。